Airy*Mint

　もう少しで危うくヒトの道を外れるところ(笑)。
　昨夜、遅い買い物から帰って野菜の整理をしていると、買ってきた茄子の袋の中から黒い小さな虫がチョロチョロと走り出ました。
　大きさは5～6ミリほど。真っ黒でつやつや、小さな触角をピンピンと動かしながらお尻をちょっと上げ気味にすばしっこく動くヤツ。

　いやん♪可愛いぃ～。生まれたのが嬉しくって仕方ない、見る物全てが面白くって仕方ない、ってな懸命に前向きな仕草に、飼おうかしらと一瞬思い、咄嗟に「つやくろー」と名前まで付けてチョロチョロ動き回る姿を微笑み浮かべて見てたんですが、待てよ、どこかで見た虫だなぁ、と脳を総動員した末思い出しました。あ。Gブリの赤ちゃんだ。

　親とは似ても似つかない愛くるしい姿だけどいずれはアレになると知ったら、ケースで飼育と言う妄想がぱふんと音立てて消えました。そっと指でつまみ上げ、ドアを開けて外に出したんですが、別れ際「寒いけど頑張って大きくなるんだよ」と思っちまった(爆)。

　昨日の食事会は義父を偲ぶ会を、との義母からの急な提案によるものでした。
　仕事や学祭で既に埋まっていた予定を急遽擦り合わせて貰った都合上文句も言えなかったのか、それなりの店で和食でも楽しむつもりだった義母があっさりと折れ、結果山のようなイタリア料理に囲まれる事になりましたが、老人には胸の灼ける食事だったかも。

　義母は最近事ある毎に、○○しなければお祖父ちゃんが可哀想だ、と水戸黄門のように決め台詞を突き付けてきて周囲を翻弄します。それは恰も女帝状態。
　実は彼女が可哀想に思っているのは、連れ合いに先立たれて孤独な自分、と言う構図が見えてしまうのですが、老婆の切なさを思えば大概は譲歩せざるを得ません。
　そうは言ってもここに至るまでの経緯の結果、既にこちらにはこちらの家庭があるのだから、何もかも彼女の思い通りになんて到底無理な話なんですけどね。

続き▽

　雑事に翻弄されまくっているここ2年ほどは、文化だの芸術だのを楽しむ心の余裕とはとんとご無沙汰しているくせに、カレンダーに書いてあるのでお休みだけはする「文化の日」って感覚の休日でした。
　Guyらを伴って義母を迎えに行き、男性陣の要請でサイゼリアへ向かい、テーブルに乗り切らないほど頼んだあれやこれやを全員で取り分けてお腹一杯。

　美術館や博物館、控えめに映画館でもなく、ちっとも文化的ですらない食卓で、文化なんぞグラタンの湯気に隠れて小さくなってました。高い壁に飾られた名画のレプリカをこっそり観賞したのがせめてもの慰め。本物を見に行きたいゾ！

　ところで多くの祝日をHappyMondayと銘打って月曜日にずらしておきながら、なんで11月の文化の日と勤労感謝の日はお目こぼしなんだろう。毎年変わってしまうので年寄りが覚え難くなった、敬老の日をいじるより余程実害が無いように思えるんだけど。

　ひと頃の品物より格段に耐久年数が増してはいても、やはりいつか壊れる時はやって来るのであって、やはりそれは一度に壊れるというのも良くある話で。
　14年物の大物家電が数点、宥めスカして使う、の限界に達しつつあります。
　昔使った家電は大抵7～8年もすればお役御免だったので、長持ちしたっちゃそうなんだけど。　
　
　まずは購入当初から夜中たまにポンポン蒸気のような音を立てていた冷蔵庫。勝手に氷が壊れた後も基本冷えればと思っていたけれど、今となっては冷凍庫の容量がいかんせん小さく「まとめ買いした食品を冷凍したい」欲求を満たせない。
　洗濯機ときたら、キュルキュル賑やかに騒ぎ立て、洗濯物の量が多いと例え上限キロ数の範囲であっても脱水時にバタンと止まり、ピーピーとエラー音を響かせるし。
　とっくにコントローラの信号を感知しなくなって、手動でスイッチを入れていた水も滴る良いエアコンは、危険を承知で使わざるを得なかったし。
　TVはいつの頃からか画面がめっきり暗くなり、上下の煩い地デジメッセージは見えてもHEROESやSUPERNATURALの夜のシーンは音で想像する以外、何が起きているか定かには判らないし。あー何か書き出してみたら悲しくなってきた(笑)。

　どうせ買い換えるならエコポイントだって欲しい、とここに来てお尻に火が点きました。一度に揃えるとなるとその後は当分耐乏生活になるやもT∇T。
　ちなみに現在使用中の家電たちは当時省エネだけに絞って購入した製品なので、メーカーが言うほどの電気代節約、なんておまけは殆ど期待出来ません。はぁ。

　どうせなら台風一過の晴天をと望んだ頭の上に広がったのは、一面の雲に覆われた鈍色の空。
　ここ数日そんなお天気ばかりが続いたので、雨の止み間を狙って干しても洗濯物は連日生乾き。マメで無いとは言ってもhousekeeperとしてそれなりこなす家事にアイロン掛けが一つ加わり、いつもより余計に回っておりますな気分です。あーしんど。

　秋の夜長、平均ペースより1・2割増しで本が読めるかと期待してたのに、いざ冷たい布団に潜り込んで小一時間、体がほんのり暖まる頃にはパタッとページを閉じねばならないほど、眠くて眠くて。秋眠暁を覚えず朝までぐっすりです。もう冬眠モード？

　今月は初旬に牡牛座、中旬に獅子座の、豪勢ではないけれど流星群が見られるとのこと。せめてお天気がもちますように(ってここで願い事使っちゃダメだろう)。