Airy*Mint

　ベランダから庭を見る度、どよっと滅入る光景が目に入ってきます。元凶はジョロウグモ。
　最初は控えめに小さな巣を張り、近くに小さな♂蜘蛛を従えて細々と暮らしていたのに、実入りに満足できなかったのかどんどん大きな巣に改築し、今では直径が1メートルほどの、何重にも複雑に入り組んだ構造の網を木から木へ張り巡らせています。

　巣の中央には堂々と成長した大きな♀蜘蛛が、赤い腹を誇示して我が世の春を謳歌。随分治まったとは言えアラクノフォビアだった過去を思えば、目の前にこんなのが居ちゃ心中穏やかじゃないんだけど、箒で叩き落とす気にもなれません。

　見当違いでなければこの蜘蛛、夏前にベランダに巣を掛けようとしていたヤツじゃないかと思っているんです。小さい蜘蛛には邪気も感じられず、それでもおっかなびっくり枝につかまらせて下に落とした、あの時の蜘蛛だったんじゃないかな？と。

　数日後にブルーベリーの枝に巣を掛けたのを、収穫の邪魔とばかりに再度2～3本糸を切り、それからまた暫くして今の位置の、それもうんと高くに網を張ったのを見て、まあそこなら邪魔にならないし、目障りでもないし、と甘く考えたのが運の尽き。

　今日辺り寒さに縮れた枯葉が数枚網に捕まっていたのを見る限りは、もうそろそろ店じまいだろうとは思うんですが。幸(虫にとって)か不幸(蜘蛛にとって)かあんまり条件の良い場所じゃなかったみたい。残念だったね。

　すっきり晴れた空、快適な気温、乾燥した空気。ちょいと風が強いのはマイナス要因でしたが、妥当な陽気と判断して根生姜と林檎を干しました。
　夏の日差しと違って数時間でカリカリ、なんてのは期待できませんが、急ぐ物ではないのでOK。
　餌が減ってきている鳥が林檎に興味を示せば、それはそれ。一つくらいお裾分けしてやるぞ♪

　干し柿だの鯵の干物だのを本格的に大量に作るエネルギーは、何かと忙しないこの頃はちょっと枯渇しちゃってるんですが、少しだけ切って少しだけ干すこんな作業程度なら片手間で楽しめ、干し上がった色々を小さな瓶に溜め込むのがまた楽しい。

　夏以来、干し生姜入りのコーヒーを欠かさず飲んでいます。体調がどうかと聞かれれば何がどう良くなった、って実感は無いですけど、ひょっとしたら体のどこか奥の方で、免疫力が上がっているかも、と密かに期待中。

　亀の水槽を冬仕様にする時に、蓋で悩んだ話を以前書きました。
　この夏は初めて、水替えが楽で利用者が多いらしい衣装ケースを使い、バチンとロックが掛かる蓋に穴を開けて空気孔にしたんですが、その際水槽の古くなった蓋を考えも無く捨ててしまったのが大間違い。冬水槽に戻す時アタフタ。＜シャレじゃないよ。

　最初に付いていたガラス蓋は魚用で覆う部分が少なく、猫らが手を入れては大変なのですぐに捨ててしまい、ステンレスの金網と猫避けネットを組み合わせた物を交換しては使っていたんですが、金網の耐用期間が短いのがネックでした。何よりしょっちゅう上に乗りたがる豆猫は既に4キロ超。下手すりゃ金網ごと水槽に落ちるかもしれん。

　そんなこんなで塩ビ板を加工して使う事になったのだけれど、コレって下から亀が押したら開いちゃうよなぁ、と気付き、何かロック出来る物、と探したのが写真のグッズです。実際には縦に、側面と蓋に渡して両面テープで止めてあります。陰影が見難いけれどWoodstockの、両側にポチンと出ている所を押すとカチッとつなぎ目が外れて、開けられるようになる仕組み。結構便利です。

　本来は赤ちゃんが引き出しや物入れの扉を開けてしまわないように使う物、としてベビー用品のコーナーに売っていました。こーゆーの、Guyらの子育て中には売っていなかったと思います。当時これがあったら、戸棚のお菓子を全部食べられた事件とかは起きなかったし、何でもかんでも高い所に置いた不便な生活をする必要も無かったのにな～。

　先日買ったスリッパの履き心地が良好で、値段の割に良い買い物だった、と喜んでいます。
　縫いぐるみのような暖かい毛並みにさり気ない刺繍、ヒールも高めで甲もしっかりしていてこの手のスリッパにありがちな爪先の窮屈感もなし。惜しい。柄こそ好みじゃないけれど、履き替え用にあと2～3足買っておけば良かったとちょい後悔中。

　σ(^-^)の40分ほどの入浴時間を活用して、同居人氏と同居Guyとが、頼んでおいたちょっとした模様替えをしてくれました。ずっとリビングからガタガタと音が聞こえ、どうなっているかとワクワク(ドキドキ？)させられたので、湯上がりにざっくり体を拭いて、素足のままペタペタとリビングに向かったんですが、ほぉ、こんな風になったのか、などとよそ見しながら歩いていたら、自分の椅子に思いっきり足をぶつけました。

　昔のアニメのように左足を持ち上げてケンケン、一応痛みが治まったところで始めた夕食の支度を終える頃には、中指の爪の付け根がまっ青。ぶつけたのは人差し指(いや、足の指で人を差すほど器用じゃないから第3指と言うべきか？)かと思っていたんだが。

　段々痛みが増してきたので、添え木代わりの第4指と一緒に湿布でグルグル巻き。横着せずにスリッパを履いていたら、こんな痛い思いはしなかったかもTT。

　PCとか家電なら10年そこそこ、車や飛行機だって30年も使えばどんなにきちんとメンテしてもポンコツの域なのだから、ヒトの体がそうそう長持ちするとは思えないけど、歩けないとか走れないとか動けないとかの不具合は今のところ感じていないのですが｡｡｡
　ここ数ヶ月で一つだけ、気になっているのがダメージからの回復の遅さです。

　昨夜珍しくちょこっと熱を出し、寝ている間更に上がったのか途中何度か朦朧とした目覚めがあり、寝汗までかいたためにぐったり。
　朝には熱は下がっていたけれど、追い打ちで明け方に痙った右足の、ふくらはぎの筋肉がいつまでも痛み、何度もストレッチしてようやく元に戻った感じです。
　この夏、肉体的にも精神的にも相当参ったのを、体が一番判っているのかな。