Airy*Mint

　明日は幾つかの予定があるので、いつもなら隔週日曜日に行く図書館を一日繰り上げました。
　駐車場からまっすぐ図書館に向かい、返却～いつものコースを通って借りる本を選んでいる間、ずっとどこからか妙に耳障りな音が聞こえる。
　咳も話し声も無い静寂を破る、コッコッカッカッと小さい啄木鳥が立てるドラミングのような音です。

　何だろうと気になって、書架をあさるのもソコソコに音の出所を確かめようと歩いていたら、窓際の閲覧用テーブルから聞こえているみたい。書架の間から首を突き出してぐるっと見回すと、奥に近いテーブルに突っ伏すようにしている女子の手元から聞こえるので、あー、書いているペンが机に当たる音なのだ、とようやく理解出来ました。

　不自然な態勢で身を乗り出した自分と目があって、「でしょ？」とばかりに苦笑を返した人が二人。すぐ隣の青年はしっかりイヤホンで自分の世界に入っているために気にはしていないようですが、ありゃ傍で聞かされたら集中出来るような音じゃありません。

　斜め後ろ姿しか見ていないので年齢の判別は出来ない彼女は、多分高校か大学入試の追い込みに没頭しているんだろうけれど、あれだけ大きな音を立てて、周りの人の目を気にせず居られるその集中力たるや凄まじい。見上げたもんです。

　しかし、よしんば目指す進路を勝ち得たとしても、彼女は先々苦労するんじゃなかろうか、と嫌な気分になったのが本音です。今まで育って来た中で、一度もあの書き方を注意される機会は無かったのかな、と。あの音を出して書き物をするのは、相当手や肩が痛むだろうとも思いますが。いや、老婆心、余計なお節介だけどね。

　商品を手にとって、じっくり良く見て買うのを楽しみとしているので、ネット通販は好きじゃありません。
　一人での外出が苦手で年々酷くなった出不精、超が付くほど使い方が下手で捻り出せない買い物の時間、等々要因が重なったために最近多少は利用するようになったけれど、あの楽○とかア○ゾンだとかの巨大サイトなどは、見るだけで頭痛がしてきます。

　ふとした会話でネット通販は便利と認識した元カタログ通販ファンの義母。
　自分でPCを習得する面倒はすっ飛ばしたままに、アレが欲しいコレが必要と嫁に注文を送るようになったのは、義父の介護が始まった頃からですが、義父の没後注文が一層激増しているような気もします。2年間介護に明け暮れたストレスの反動かも。
　些細な買い物で気が晴れてくれるなら、文句言う筋合いも無いですけどね。

　今更ながらの記事ですが｡｡｡
　ホームセンターの売り場を通りかかる度に、買おうかやめようかと検討したサイバークリーンなる物を、先日とうとう誘惑に負けて買ってみました。
　以前は実演のお兄さんも居たんだけど、最近は忘れられたようにひっそり置かれている中から、試しに袋に入った一番小さいサイズを。

　コレは何かとひと言で言えば、アルコール風味のスライム。対象物に貼り付けてベリッと剥がす事で、キーボード等の細かい隙間に入り込んだ埃を取ります、ってなヤツ。
　口コミでは概ね好感度の意見が多かったんですが、使ってみた感想はNG。匂いもキツいし、お掃除用具としての性能は期待したほどではなかったです。

　買った物が期待外れだった時って、大抵はいや～な気分になるんですが、今回何故か腹が立たないのは、こいつの癒し系プニプニ触感がプラス作用になっているのかもしれません。手荒れの有無は暫く使ってみないことには判りませんけど。

　一昨日の夕方に何気なく窓から庭を見たら、今期初の山茶花が一輪、暗がりの中にほわっと光っていたので、寒～とぼやきつつカメラ抱えて一枚頂戴しました。
　亡き祖母から受け継いだ大切な木が、今年も驚くほどたくさんの蕾を付けて頑張っているのは嬉しいけど、山茶花が咲くってコトは冬が来たよ～、ってコトで、寒くなるよ～、ってコトで｡｡｡ちょいと複雑。

　冬が嫌いと書き飽きた感もあるけれど、景色としての冬はかなり好き。
　息がほぉ～っと白い朝とか、眠っている間にこっそり世界を変えてしまう雪とか、クリスマスのイルミネーション、薄く透ける氷が雫を落とす様子。書けばキリがないけれど、ひょっとしたら冬の景色が一番表情豊かなのかも。見ていて飽きません。

　但しこちらの身は暖かいの限定で。

　↑の写真を撮ったのは暮れて間もない夕方です。まるで夜遅い時間のように辺りは真っ暗。あとひと月こんな日が続くと思うと、それだけで気分落ち込める体質(笑)。
　今、見上げる空は雲一色(？)。この分では楽しみにしていた獅子座流星群の観測はどうも無理そうです。12月中旬の双子座や年明け早々の四分儀座に期待するか。

　数日前から旧サーバのメールサーバが応答を返さないので、確認のためアクセスしたらどうやらサーバごと無くなっていたようです。
　レンタルに付随していた未使用のメールアドレスなので、それ自体困る事ではないし、2006年にサーバ管理に不安を感じて移転した後も、前サイトが消えぬままだった方がそもそも不思議だったんですが。

　方々のリンク先が移転後も前サイトを指差すので、移転したてにアクセスログを取っていた頃はそこからのアクセスが多く、移転先のお知らせ用トップページのみ置いていましたが、そのうち消去されると思いきや当時のままのカタチで数年残っていたみたいです。

　アクシデントが起きて急な移転をせざるを得なかった当時は、問い合わせメールに返信も無かったりもして驚いたり腹を立てたりしましたが、今思えばサイト運営の一番楽しい時期をあのレンタルサーバで過ごさせて貰ったような気もします。

　ふと経緯を知りたくなり、調べてみたらこんな↓キャッシュ見つけました。

この度は、現在ご利用いただいております「*************」のサービスの終了について、ご連絡いたします。
平成10年4月より提供いたしておりました当レンタルサーバーサービスを、
平成22年11月10日をもって当サービスを終了させていただくこととなりました。
これまでご愛用いただき、心より御礼申し上げます。

今現在、サービスをご利用中のお客様に多大なご迷惑をおかけ致しますことを、深くお詫びいたします。
また、これまでご利用頂きスタッフ一同より感謝を申し上げます。

平成22年10月1日 *************
代表 ** *

　うーん、そうだったのか｡｡｡競争の激しい業界で、小規模ITの存続はやはり厳しかったのでしょうか。新たなる道でのご健闘を祈ります＜代表者殿。