Airy*Mint

　車の中から、ギザギザと走る稲妻を3本も見ながら向かった遠方の出先で雨に降られ、家の方は大丈夫かな？と案じつつ戻って、真っ先に洗濯物を取り込むために階段を駆け上がりました。
　幸い家のあたりは全くの晴天で、雨の落ちる気配もなし。あー良かったとベランダに出ると、すぐ傍でセミの声がします。あれ？どこで鳴いてるの？

　干し上がった洗濯物をピンチから外しては畳みながらキョロキョロと見回しても、声はすれども姿は見えず、ってヤツ。オカシイなぁ、近いのに。手前から奥に取り込みつつ進んでいくと、一箇所、その辺が怪しい、という所があるんです。八重桜の枝？前の家の壁面？それとも眼下の低木かな？

　なんか優しい音なんです。くぐもったというか、薄いフィルター越しに聞くような。いつものセミのように耳に突き刺さる感じじゃないの。もしやと思って干してあるシャツ類を1枚ずつ確認したら、居ました。服にしがみついてジャーワジャワって(笑)。カメラを取りに走る間もなく、目が合ったら驚いて逃げて行っちゃいましたが。

　8月は今日でオシマイ。早いなぁ。

　先日買ったオイルポット、ドーナノ？と案じていたよりずっと濾過性能が高くて、良い買い物をしたと揚げ物をしながら一人にニヤけています。
　←の写真は、下に白い紙を敷いて容器を上から覗き込んだ図、なんですが、3回揚げ物に使った油の汚れが、白い紙との対比でこんな程度。少々は黄ばんでいますが、結構綺麗じゃないですか？

　トータル2Lの油を漉すまでフィルターの交換は不要とのことなので、新しい油を足しながら使っても相当長く使えそう。漉し紙を併用して揚げ物カスを取り去ることで更に長持ちさせられるそうだから、勿論ココは押さえて使います。

　キッチン用品って、機能的だと無愛想だったり、可愛いと使い勝手が悪かったりするけど、今回は見た目も綺麗で機能も満足出来ました。メデタシメデタシ。

　夏休みのためか近所のお宅に、お孫さんが連日遊びに来ているようです。2〜3歳の子かな？夕方4時頃になるとお爺ちゃんと一緒にお風呂に入る日課らしいのですが、窓の開いた浴室から反響して聞こえてくる声が凄くて、いつもヒヤヒヤしています。
　最初は実に楽しそうにキャッキャと笑う声、暫くして頭を洗う段になると大泣きし始めます。

　まぁ、大抵の子どもはシャンプー嫌いだけど。その時にお爺ちゃんが、あやすどころか大声で怒鳴る。それも怒鳴るなんて生優しさじゃなく、ヤクザが舎弟を恫喝するような、そのテの映画でしか聞けないようなオソロシイ言い回しです。

　もう一軒近所で、こちらはお祖母さんが孫を預っているらしきお宅もあるんですが、やはり小さい孫に怒鳴りまくっている。しまいにはお祖母さんとは思えない程の声量で「うるさーいっ！泣くなぁっっっ！」。孫がもうヒキツケでも起こしそうな声でヒイヒイしゃくり上げるのを聞くと、可哀想でなりません。

　怒鳴り声がスゴイだけで、手を上げている様子もないから虐待だと騒ぐつもりはないですが、昔から爺さん婆さんといえば孫に甘いのが当たり前で、義父母とGuyらの関係を見ていても怒鳴られたことなんて無かったけどなぁ。

　自分の子どもがあんな目に遭っていると知ったら、親も預けたくはないだろうと思うんですが、そう言えば最近はスーパーなどでもドキッとさせられる怒り方、怒鳴り方(既に叱るとは言えない)の親たちを良く見かけます。ドスの利いた低い声で脅されている子どもを見る度、自分だったらオシッコちびるな、と思うんですが、子どもの方も慣れているのか蛙のツラになんとやら。存外ケロッとしているのが却って怖い。
　
　なんかなぁ、人がみんな荒んでしまっているのかな？イヤな世の中。

　午後、急に思い立って冷蔵庫内の片付けを始めました。他にやることがあったんだけどねぇ。
　子どもの頃から何の計画も立てずに突然思い立った事に手を出してしまう性質で、やらねばならない方が終わらなくなってごっちゃごちゃしてるのにまた。
　振り返れば今の季節、夏休みの終わり頃が丁度そんな感じでした。三つ子の魂百まで、か。

　冷蔵室は誰かが来て突然開けられたとしてもヨユー、な状態になっているのだけれど、問題は野菜室。入れなくて良い物まであれやこれや詰め込んで、本来入る予定の野菜が肩身を狭くしている現状です。こりゃ何とかしないとイカン。

　ケースやら仕切りやら全部取っ払って洗い、中身を出して日付けの確認をしたら･･･お察しのとおりありました。学会発表モノの甘酢生姜。アンタなんで保存瓶の後ろ、なんて、見えない所にわざわざ入り込んで隠れてたのさ＞＜。

　賞味期限のちと切れた調味料の瓶たちを処分し、冷蔵保存の必要がない漬物類を追い出したらなんと、スペースが半分近く空いて野菜室の広いこと。どんだけ詰め込んでた？＜自分。これで気兼ねなく寛げるね野菜たち、と思ったのも束の間、帰宅した同居人氏がすかさず、ペットボトル飲料を嬉しそうに入れてました。んにゃろめ！

　昨年までは同居人氏の帰宅を待って、夕方の明るいうちに散歩をするのが日課でした。日中の炎天下は流石に出歩きたくはないけれど、6時を過ぎればそれなりに気温も下がったと記憶しているんですが。
　今年はもー、そんなのも無理。夕方6時を過ぎ7時を過ぎても30度超えは当たり前、更に夜中も明け方も暑いときては、早起きしても既に暑いのでアル。

　気象庁の古いデータを見ていると、暑いのは確かに今年に限ったことではないんだけど、この夜だろうが明け方だろうが暑いのは普通のことなんだろうか？自分がヘタレてきただけなんだろうか？ただ単に1年前の事すら覚えていられなくなっただけとか？

　日暮れ間近に空の写真を撮っていたら、どこからか飛んできて遠慮がちに指にとまったお客さま♪逃げられないように左手にカメラを持ちかえてパチリ。