Airy*Mint

　今年3月の記事に書いたオレンジ様は、その後も足繁く庭に通って来てくださり、いつの間にか猫額庭の主のような振る舞いを見せるようになりました。
　実はあれから何度か庭で鉢合わせするうちふとした事で仲良くなり、見知ったとなるとこれが結構なツンデレちゃんで、最初の頃の威光はどこへやら、この頃は呼び掛けに応えてすり寄ってくるほどです。

　慣れはじめた最初の頃は、呼ばれるとぴーんと立てた尻尾をふるふると震わせながら嬉しそうに近付いてくるのに、いざ傍まで来るとついうっかりシャーッと威嚇の声をあげちゃったりするんだけど、実際は怒ってなくてすり付いてくる、という複雑さでした。
　警戒と威嚇が日常の野良生活では、喜びを表現する機会は皆無だったんでしょう。不憫だこと。

　懐いたと言ってもここまで外で暮らした牡猫は、たとえ首尾良く捕らえて去勢したとしても家猫になるのは難しかろうし、小心者の小にゃんと上手くやっていく事はまず無理。せめてひと時でも寛げる時間が持てれば、と思いやるくらいしか出来ませんが。

　※写真はお向かいの庇で夕寝中のお姿。高さ2mほど、20cmそこそこの奥行きの上で器用に眠っています。ちょびっとはみ出してますけどね。

　以前諸事情で替えざるを得なくなって以来使いはじめたキーボードは、自分の元にきて間もなく猫 - 被疑者不詳 - に机から落とされ、裏側に付いている「奥を高くする」ための足(？)が壊れたままでした。
　これ、フラットなキーボードを使い慣れていない自分にとってはかなりのストレス。なかなか治らない腕と肘と肩の不具合はこのせいかもしれません。

　元に戻そうと思いつつ、込み入った配線を触るのもイヤで先延ばししていたら、お勝手をしている間に同居人氏がちゃっちゃと差し替えてくれました。Thanks！

　戻ってきてくれたのは嬉しいんだけど、替える時も唐突で掃除もしないままスチール棚の上へ、戻る時も唐突に机の上にあった物体は、見るもオゾマシイ汚れよう。
　手垢と皮脂が付いたまま長いこと放置されて埃を被っていたソレは、いくら自分の汚れと思っても指を乗せるのも恐ろしい状態です。

　朝の用事がひと段落したその足、いや、その手で、ボタンを外して漂白剤を溶かしたぬるま湯に漬け込み、その間に本体の掃除機かけと拭き掃除、ボタンをゆすいで一つ一つ拭き、エアを吹き付け乾燥させてセッティング、と一気にキーボード大掃除作戦完了。

　生まれ変わったように綺麗になったのは良いんだけれど、はて？1個足りない。
　F9キーがありません。さっきまでのシーンを頭の中で巻き戻すと、確か近くで豆猫が物欲しそうに見ていた、とか、乱暴に扱った際にどこかに跳ね飛んだ、とか、マイナーな情景が目に浮かんできました。自分のだらしなさを呪いつつもF9って何のキー？と自問。

　使った事が無いと思ったら、全角英数字入力のファンクションキーだって。使わない、絶対使わない。でも無いと格好が付かないしなぁ、と尚も探したら、ゆすいだ時にザルから転げ落ちたらしく、流し台の隅っこに落っこってました。やれやれ♪

　誤解とはいえG騒動があったとなると、急ぎ家中至る所をクリーンアップしなければならない、という強迫観念がむくむくしてきました。
　W杯開催中のまるまるひと月は、深夜に起きて生中継を見、昼間もぼーっと起きて再放送を見、凡そ一家の家事担当者らしからぬ生活続けてましたから、家の中は目も当てられないアリサマですし。

　辛うじて生き物係は滞りなく続けていたけれど、毎日ちょっとずつ手を抜いていた感はあったので、猫トイレと亀ハウスをびっかびかに磨き上げたのを手始めに、ひと月の間気にしつつ見ないフリをしていた所を重点掃除。真剣にやるとなるとハウスキーピングも結構ハードですが、きらりんと綺麗になったのを見ると心もすっとします。

　明日の予定は手強い冷蔵庫の掃除。化石なんか出て来ませんよーに。

　「出た！ぶんぶん飛び回ってる！」数日前、深夜のW杯観戦のためにそろそろ仮眠、と支度を済ませた所へ、憂鬱そうにやってきた同居Guyが告げました。
　そうか、ついに出たか｡｡｡出没しない確信を持てるほど掃除を徹底していると豪語するつもりは毛頭無いし、ホイホイも殺虫剤も使わないとなればさもありなん。そんな季節になったんだねぇ(ぉぃ！)。

　家ではティッシュを持って生け捕りにし、そのまま外へ捨てに行く役目は何故か唯一の女性(です。多分)である自分の役目。そこんとこに今更異議を唱える気はないけど、なんせ横になる一歩手前。「ぶんぶん飛び回ってる」そいつと追っかけっこして、これ以上仮眠時間を減らすのは御免被ると丁重にお断りし、明日カタを付けるから、とそのまま就寝。

　夜中に起きてリビングで同居人氏と観戦中も、何度か落ち着かなく天井を見上げては黒い姿を探したんですが、猫に追い回されてどこかの隙間に隠れたか、有り難いことに姿を見せることもなく、そのうち試合の方にすっかり没頭して存在を忘れました。

　朝。ころんと何かが転がっているのを同居人氏が見付け、指差す先を見るとそこに、丸々としたカナブンが一匹。猫にさんざ遊ばれたらしく青息吐息になってましたが、触ってみるとまだ息が(？)ある。急いで庭にお連れしてブルーベリーの葉の上に置いたら、あっという間に正気を取り戻してぶーんと音高く飛び立って行かれました。

　ん？待てよ？昨夜の訪問者はこいつじゃないの？Gのあの薄い羽では音なんて出ないだろうし、器用に方向転換も出来ないのだから飛び回るなんて芸当は無理。
　はは～ん、さては幽霊の正体見たり枯れ尾花、ってやつか。半強制的に自分を納得させているきらいが無くもないが、一応一件落着ってことで♪

　もう10年以上前に買った、ちょっとした木工の仕上げに使うようなシールを探しています。
　無くなりかけた頃に追加で購入しようと思っているうち、購入したホームセンターが倒産で閉店してしまい、どこか他の店で扱っていないかと近場のホームセンターやネット上を探し回ってもどうにも見付けられずにガッカリ、となっている次第。

　探しているのは裏紙の付いた薄い板のようなシールで、木目も凹凸もあるしっかり木質系で、曲げるとパリンと折れるような厚さの物なんですが、同じ様な用途で探すとどこも置いているのはビニールっぽい材質の物ばかり。探している物とは全く違います。
　困り果てているのを見るに見かねたのか、遠方の大きなホームセンターに行ってみようと同居人氏からお誘いがあったので、昨日の午後出掛けてみました。

　結果から言うと「そこならばあるかも」の期待は外れましたが、売り場面積の広さと置いている品数に感激！端から端までグルグル見て回り、要るんだか要らないんだか判らないような物までせっせと買い込んできちゃった。目当てのドンピシャこそ無かったけれど、似たような材質の細長いシールがロールに巻かれているブツもしっかりゲットしてきました。

　面白いなぁ、郊外型大規模ホームセンター。こんな物もあるんだ？と驚けるので、一日中歩き回っても飽きないんじゃないかと思います。体力持たないけどね。