2010,07,16, Friday
今年3月の記事に書いたオレンジ様は、その後も足繁く庭に通って来てくださり、いつの間にか猫額庭の主のような振る舞いを見せるようになりました。
実はあれから何度か庭で鉢合わせするうちふとした事で仲良くなり、見知ったとなるとこれが結構なツンデレちゃんで、最初の頃の威光はどこへやら、この頃は呼び掛けに応えてすり寄ってくるほどです。 慣れはじめた最初の頃は、呼ばれるとぴーんと立てた尻尾をふるふると震わせながら嬉しそうに近付いてくるのに、いざ傍まで来るとついうっかりシャーッと威嚇の声をあげちゃったりするんだけど、実際は怒ってなくてすり付いてくる、という複雑さでした。 警戒と威嚇が日常の野良生活では、喜びを表現する機会は皆無だったんでしょう。不憫だこと。 懐いたと言ってもここまで外で暮らした牡猫は、たとえ首尾良く捕らえて去勢したとしても家猫になるのは難しかろうし、小心者の小にゃんと上手くやっていく事はまず無理。せめてひと時でも寛げる時間が持てれば、と思いやるくらいしか出来ませんが。 ※写真はお向かいの庇で夕寝中のお姿。高さ2mほど、20cmそこそこの奥行きの上で器用に眠っています。ちょびっとはみ出してますけどね。 |