Airy*Mint

　夏休み恒例の弁当作りで、普段より1時間早い起床に付き合って、さっきまで一緒に寝ていた豆猫が、ホトホトと足音を立てて(猫のくせに！)階段を降りてくるのは5時を少し回った頃です。
　彼女が起きる前にヒトは、1階全部の窓を開けて網戸にするのですが、その網戸に向かって豆猫が一目散。朝一番の仕事は外の様子見です。

　網戸に鼻を押し付けるようにして匂いを嗅いだ後、目をギンギラにして右見て左見て。庭に誰も居ない事を確認してから、トイレだの水飲みだのを始めます。

　もしこの際に野良さんなんかが視野に入ればもう大変。やおら網戸に飛び付いて、大の字になって威嚇しちゃうという威勢の良さです。いやいや、君だって一歩間違えばノラさんだったかもしれないんだよ？外の子には優しくしてあげなくちゃ。

　家の者に対しては、たまーに小にゃんと取っ組み合って遊ぶくらいで、何をしても穏やかな愛らしい子なのに、窓から外を見ている目はまるで別猫。ゴジラかっ？って感じで目を光らせてます。庭に外猫が立ち入って来るのが本気でイヤなのか、一緒に遊びたいだけなのかはナゾですが。そのコワイ顔、やめてくんない？

　有り難いか有り難くないかは別として、来週の月曜日にはまた一つお年を召すのですが、ここ数年、誕生日を迎えると何故かひとつ、年齢をサバ読んでしまう悪癖が身に付きました。それも逆サバ。
　貴重な一歳をわざわざ多く数えるなんて勿体ない。育つ過程で数え歳の習慣があった年代では無く、使った事もないんだけど。変なの。

　誕生日が来る→ひとつ年をとる→あー来年は◯◯歳かぁ、と嘆息する→その◯◯歳を実年齢と勘違いする→次の誕生日が近付くとハタと気付く、な流れ。今年に至っては気付いたのがつい先日になってからなので、ずっと次の誕生日に迎える筈の年齢だと思い込み続けて、数日前に1歳戻って実年齢になりました。バカだねー、全く。

　もーね、今度は絶対間違えないから！ってかぐっと若くサバを読むとか。そう言えば7月25日は、知人3人の誕生日です。皆さん、おめでとう。

　かた時も見てなぐさまむ昔より憂へ忘るる草といふなり　藤原兼輔

　かれこれ2週間ほど就寝時に履き続けている着圧ストッキングの効果か、酷かった足の浮腫が随分スッキリしてきました。ついこの間まで、しゃがむと膝上の皮膚が破れそうな危険を感じていたのが嘘みたい。
　特に朝起きた時の足の軽さと細さは感動モノです。ソソラソラソラうさぎのだんすぅ♪、と踊り出したいくらい(笑)。踊らないけどさー。

　ところが使ってまだ半月も経っていないのに、初めて着けた時のあのきつっ苦しい感じが薄れてきた気がするのです。お陰で最初の数日よりは着けやすくなったし、寝る時も大分楽なんだけど、若干ユルっとしてしまったような物足りなさも感じます。

　使うのは寝る時だけなのと、指先が開いていて太腿まで、の構造なので殆ど汚れないから洗濯は控えめ、注意書き通り洗濯ネットに入れて優しく洗っているんだけど。

　気になって発売元のサイトでサイズを確認したら、どうも買ったLではなく、Mサイズの、それも小さい方にギリギリだったみたいです。当初はパンパンだった足の浮腫が収まって本来のサイズに戻りつつあるために、Lサイズだと緩い、ということらしい。

　どのみち、続けられるようなら替えを一つ買おうと思っていたところなので、今度はひとサイズ下のMを買ってみることにします。効果が出て足がスッキリしたのは嬉しいけど、またキツイところから始めるのか、と思ったらちょっとビミョー。

　暦の上では一年で最も暑い時期、と言うだけあって、今日もみっしり暑かったです。昨夕の大雨に潤ったベランダ菜園の土も、すぐにカッサカサに乾いちゃうくらい。忘れずに水やりをしているのに、胡瓜もトマトも気付けばシンナリしています。カワイソ。
　買物途中で出会った猫も、道路の熱さに肉球がつらいのか、エラく急ぎ足でした。こちらもカワイソ。


　今日もまた16Lの水をセッセと運ぶのかぁ凹、とげんなりしだした午後、都内で大雨情報が！目黒や世田谷が1時間に100mmの記録的な大雨で、膝までの高さに道路が冠水とか、目黒川が氾濫の危険とか。大きな範囲で停電しているとか、電車が止まってしまっているとか、飛行機までも運行見合わせとか。まー大変。

　ところがこちらの上空は、ゴロゴロと遠い雷の音は聞こえるものの、水の一滴も落ちて来ないんです。何度か窓から雲の具合を眺めてみても、むっとした湿気を帯びた熱い空気が肌を撫でるだけでした。この辺りは雨に見放されたかと諦めかけた頃、ようやく聞こえてきたポツンポツンという雨音に安堵する間もなく視界も曇る豪雨の到来。

　雨が通り過ぎたあとは、「大暑」変じて心地良い涼風を楽しみました。これぞニッポンの夏♪幸いにして浸水や停電被害が無かった地域なので、呑気な事言ってますが。

　ここ2〜3日、梅雨明けすぐの強烈な暑さと比べれば随分凌げる天候でした。涼しいと言ったら語弊があるけれど、少しドライで、朝晩の風が心地良く感じるような。「朝の涼しいうちに宿題やっちゃいなさい」って、そうそう、これなら出来るって感じ。
　と思ったら今日はまた、炎暑の出戻りでした。アレ？戻るのは梅雨じゃなかった？＜気象庁さん。

　戻り梅雨(って言葉が珍しくない？)があると聞いて、勝手に「涼しいであろう」モードを捏造しちゃった脳が、嘘じゃん、蒸し暑いじゃん、と一日悲鳴を上げました。たかだか数日、ちょっと楽しちゃうとコレだもの。勿論サンマは目黒に限るし(ぇ？)、夏は暑いに限る。暑いのは大いに結構なんだけど、蒸し、は余計。湿気はコタエます。

　カラッと晴れて暑い夏、希望。日本に住まう限り、無理なお願いかなぁ。