Airy*Mint

　洗濯物を干しながら、久しぶりに鼻歌が出ました。
　これまではずっと寒かったからベランダに長居なんて出来なかったもの。サッと干してピュッと室内に戻る、ではフンフン♪やってる暇無いからなぁ。
　今年はもう春なんて来ないんじゃ？氷河期になっちゃうんじゃ？なんておバカな妄想に囚われてたんですが、今日の陽気でやっと払拭できました。

　尤も暖かいのは今日だけで、明日はもう冷たい雨になり、その後も10度以下に逆戻りするんだそうです(涙)。猫らのベランダ日向ぼっこも、もう少し先のハナシ。

　普段より随分と寒い冬に脅かされてつい手を出した編み物が、10玉の毛糸をどうにか割り振り、幾つかの小物となってようやく完結しようとしています。
　編み終わるのは春じゃね？と当初の不安どおり、ここ数日は少〜し暖かくなってきているような気もするけど、先発組は数日前の寒い日に使えたのでヨシ。
　何よりまだ朝晩は冷えるからね。＜開き直り。

　思わぬ急な寄り道をする前、写真のルーターセットを買ったのでした。今まで持っていたのはピットも少ない充電タイプ。あまりにも回転数が低くて使い物にならず、物入れの隅っこに押し込んだっきりなので、思い切って買い替えました。安かったし。

　何彫ろうか、何磨こうかと今から気もそぞろ。手始めは爪磨き？(ぉぃ！)

　忙しさを口実に夕食の準備もしなかった昨日、お惣菜でも、と夕方出かけたスーパーの商品には、割引シールがこれでもかってくらい張られていました。
　うゎ、これ見過ごすのは主婦として耐えられない。
　たまたまこの前の土日に食材を買えなかったので、折良く冷蔵庫もガランとしていることだし。メニューを考え考え端からカゴに投入しました。ゴッソリ。

　土日にある程度まとめ買いし、日曜の午後を食材整理に充てる事に体が慣れているので、平日、他の用事と絡めた野菜の処理やら肉や魚の下拵えに少々梃子摺りました。要領の悪いこと悪いこと。まーだハンバーグの種を捏ねてないんだけど。

　いつもと違う行動に何となくついて行けない、融通が利かないヒトになったなぁ。

　今年も恋猫の季節がやってきました。家の猫らは去勢・避妊済みなのでなーんもウルサクないけど。
　外では夜な夜なご近所にテリトリーを持つ地域猫さんが大騒ぎするので、浅い睡眠を破られては寝付けずに、なんか一日ぼーーー、っとしている始末。
　この辺りには彼と、若い黒い雄猫と、耳に避妊済みマークのある雌猫しか居ないんだが。

　毎日毎日悩ましい声で騒いだところで、快くお相手になってくれるような若い雌猫はこの付近には居ないのだと、早く気付いてくれることを祈ってます。

　写真は、ぐっすりお昼寝中、聞こえてきたダミ声に「？」と目を覚ました豆猫。彼女はその声の意味する事すら判っていないご様子で、またすぐに寝入ってしまいました。

　小さい頃、祖母の実家から届けられた大きな荷物の、昆布や菓子やらの雑多な品物に混じって、豪雪の町が写った絵はがきが入っていた事がありました。
　ビルも家も真っ白なその光景を信じられない自分に、寺の玄関が使えずに二階から出入りしたこと、雪に埋もれて出られなくなったこと、等々、祖母の小さい頃の話を聞いて驚いた記憶があります。

　ずっと後にNHKでやった宮尾登美子の「藏」は、烈の幼少期を祖母のその頃と重ね合わせて見ました。見ているだけで息苦しくなりそうな雪深い厳しい冬の描写。

　郷里である富山の姉に荷物が届いたと電話をかける祖母の言葉は、普段と違う「わいね」だの「がいね」だのが飛び交って、ちっとも意味が判らなかったなぁ、と富山県の豪雪報道を見て鮮やかに思い出しました。大伯母も祖母も、とうに彼岸の住人ですが。