Airy*Mint

　ゴーゴーと鳴る風の音で目を覚ました同居人に目を覚まされて、不機嫌なお休みの朝の始まり。
　今日は最終回の朝ドラが始まる時間までゆっくり寝ているつもりだったのに！二度寝の出来ない因果な体質なので、潔く諦めて寝床を離れました。
　早朝に寒い思いをしなくなっただけマシでも、用もない休日に早起きなんかしたくないんだけど。

　強風に乗ってどこか遠くから、怯えたような犬の吠え声が聞こえてくるし、注意喚起のためか消防車がカンカンと鐘を鳴らしながらパトロールしているし、なんだか不安になって窓の外を確認したら、何処から飛んで来たかビニール袋やら紙くずやらが庭に集結しているし。あーぁ、風が収まった後の始末が大変そう。

　凄い風に乗って時折雨もパラつき、雨に混じって巻き上げられた土埃もパラつき、返却日なので図書館に行こうと外に出たら、車がソバカスちゃんになっていました。リアウインドウに至っては泥水が流れる汚れっぷり。あーぁ、先日車検から帰ってきたばかりで家にしては珍しくピッカピカだったのに。綺麗な時間は短かったね〜。

　この分じゃ、家の窓も外装もベランダもポーチも泥々だろうと一頻り滅入ったんですが、午後になって雨の勢いが増し、殆どの泥汚れを流しさってくれました。い、いや、やるよ？掃除は。でも、このあと暫くは土埃をたっぷり持って来る春風やら、ほら、黄砂もドサっと飛んでくるだろうから、それらが落ち着いた頃にでも。＜いつだよ？

　ご近所の桜桃の写真が撮りたくて、買い物の帰りにちょっとだけ遠回りをした目の前を、見覚えのある野良さんがつつっと横切っていきました。
　あら、こんな所までテリトリー？本名は知らないので勝手に付けた、いつも呼んでいる名前で声をかけたら、オマエ誰？とばかりに激しくシカトされました。えーーーっ？知らんカオするなよぉ。

　繁殖の時期だけ家の近くに遊びに来ている彼女さん猫のテリトリーまで追いかけて来たんじゃないかと思うのですが、あんな強そうな猫でも不慣れな場所で緊張してたんでしょうかねぇ。後も見ずに脇目もふらず早足で去って行きました。

　向かう先は家の方へ通じている猫の抜け道だし、猫相を見る目には自信があるので、よもやソックリな別の猫って事はないと思うんですが。家の近くに居るヒトには懐いていても、別の場所で会った時点で同じヒトだと認識出来ないとか？

　散々家の庭をトイレとして利用し、家の猫らに便乗しておやつを貰い、自分の家であるかのように振る舞っているクセにさぁ。ちいと冷たいんじゃない？

　※ご近所のお宅の濡れ縁で揃って日向ぼっこ中の野良さんカップル。手前の彼女さん猫はカメラにちょっと警戒したけど、奥のご当猫は幸せそうなカオして寝てるよ。

　数日前、別居Guyが沢山のお土産を抱えてやって来ました。福島〜仙台方面への仕事帰りに寄った由。
　現地から電話をしてきて何が良い？と聞くので、美味しそうなのを見繕ってきて、とは言いましたが、写真の笹かま、2種類のゆべしの他に、笹団子と[ままどおる]も。写真が無いのは既にお腹に入っちゃった後なのですが。いや、多いぞ。嬉しいけどね。

　名物に旨い物なし、なんて言うけれど、いやいや、美味しい。たまに物産展で買う笹かまや笹団子も、こちらで買う物より余程美味しかったです。作りたてだから？

　※3/30_追記・その後、松島のサブレをお裾分けで頂いたり、夕べは仙台の牛タンをつまみに晩酌。とてもささやかなささやかな復興支援したかも。

　電話機にしてはイヤに分厚いマニュアルを片手に、昨日は数時間電話機と戯れました。
　べきコトとたいコトがたまたま合致したこんな時は、他のべきコトをほっぽり出して没頭しちゃうので、猫らのトイレ掃除が終わったのは夕方。
　まだー？ねーキタナイんだけどー、と猫の視線が痛かったです。汚れっ放しにしててごめんよぉ。

　何はともあれ買った本来の目的である[0120]着信拒否設定([0080]も一緒に拒否される仕様)は早々に済ませたけれど、携帯電話を傍らに置いて名前と番号を一件一件手打ちする電話帳の登録が結構大変。こーゆーの、PC経由で出来たら便利なのに〜。

　登録した相手から電話がかかると名前を読み上げる仕様ですが、登録作業が終わって確認すると、ププッと笑えるイントネーションの面白さ。アナタドチラノカタ？
　◯◯さん、と登録した名前を◯◯さんさん、◯◯くん、を◯◯くんさん、と読んでくれたり、所在地で登録した親戚の住所にさん付けしてくれちゃうのを直したり。

　手元の子機で登録作業を済ませてから、親機ともう一台の子機に登録内容を一気に転送できた時にはちょっとした達成感を得られました。←下線は電話機の能力だけどね。

　風はまだ少し冷たいけれど、晴れてさえいれば外出も苦にならない陽気になってきたので、午後、徒歩で買い物に出かけてみました。
　と言ってもすぐ近く、10分もかからないスーパーなので、出かけた、なんて言う程じゃないですが。
　家から一歩も出たくない、を少し歩いてみようか、に変化させるんだから、お日様の力って絶大。

　往復の裏道で出会う人たちの顔も、寒風に眉をしかめていた先日までとは打って変わって、もー勝手に綻んじゃいます、ってな表情。見も知らぬ人と目が合うたび、お互いニッと笑っちゃうという緩みっぷりでした。イイネ、春。

　写真はタネツケバナ。漢字は種付け、ではなくて、種漬け、だそう。名前の由来は、作物の種を水に漬ける時期に咲く花、からきているとありました。