Airy*Mint

　ソメイヨシノの開花がエラく早かった今年、庭の八重桜も驚くほど大急ぎで咲き出しました。勘違いかと過去記事を確認したら、やはり早くて4月半ば、遅咲きの年は月末辺りが開花期でした。4月に入るなり咲き出したなんて年は、少なくともここ数年は無い。
　3月の、一時的に季節外れな暖かさだった数日が蕾を叩き起こしちゃったのかしらん。

　低い枝から一気に咲いて、もう既に7〜8分咲きになっちゃった花たちの花弁は、見れば縁がチリチリと黒ずんでる。高温でその気にさせられて咲いたものの冷気に晒されてアレレ？をその姿で表現しているよう。なんとも哀れです。

　家人らから猫つかいと異名を付けられるほど、どこに行くにも猫を纏わり付けている習性ですが、最近の猫らのへばり付きようといったら。風呂だろうがトイレだろうが、どちらか一方、乃至は2猫ともが必ずついて来ます。嬉しいけどなんか落ち着かない。
　足元に擦り寄られ、踏みそうになって空足を踏んだり、うっかり座ってお尻の下だったり。

　２階に行ってPC前の椅子に座れば、プリンターやキーボードを踏み越えて膝の上をゲットしてずっしりと眠り込む。腕を枕に寝られては仕事にならずに、諦めて椅子を譲って階段を降りると、慌てて起きてバタバタ先回りして階下の椅子に陣取っているという念の入れよう。何か恨みでも？それとも美味しそうな匂いでもするのか？ワシ。

　各々が好き勝手に椅子を占領するので、腰を低くして頼み込み、お尻半分だけ座らせて貰うハメになり、最近お尻ほっぺが痛くて痛くて。それでいてこちらがちょっと寂しくて、おいで、なんて呼び掛ける時は知らん顔なんだから･･･猫ってヤツは。

　まあね、これが嬉しくて猫らと暮らしているのだから、文句と言うより惚気なんだけど。彼らが擦り寄りたくなるほど、まだまだ日によっては薄ら寒いせいかも。暖かくなるのは嬉しいけど、この幸せは暫くオアズケだなぁ。

　今日は気象条件が良いので「きぼう」の観測に適している旨、天気jp.のツイートで知りました。時刻も19時前後とあるので、これは期待が持てそう♪
　帰るコールの同居Guyに時刻と方角を伝え、帰宅した同居人氏を誘って見晴らしの良い所まで歩いて空を見上げました。昼間は暖かでも夜はまだ寒い。勿論ワタクシはベンチコート着用ですが。

　見上げた空には大きな星が幾つか散らばって、アレか？コレか？と銘々に指差す先は、星だろ？飛行機じゃん？途中、ご近所さんや通りすがりの人が数人急ぎ足で脇を抜けていったけれど、自分たち以外はだーれも空なんか見ていない。駅に降り立った同居Guyの2度めの電話を受けながら、動く光はいねーが？と目を凝らしました。

　電話を切ったあと、遠く南西方向の空からグングンと迫る光を発見。答えは自分の方から近付いて来てくれました。慌てて同居Guyに折り返しの電話を掛け、こっちで二人、別の場所で一人、数分の間仰向いて同じ「きぼう」の光を眺める楽しい体験をしました。同居Guyによれば、彼の周囲でもだーれも上なんか見ちゃいなかったそうです。現代人忙しすぎだってば(笑)。

　今日は絶好の仰向き日和だったらしいけど、JAXAのサイト内の情報では。この後も条件が合えば見えるみたいです。見上〜げて〜ごらん〜♪

　大荒れでとても無理だろうと諦めていたけれど、起きてみれば既にピークは過ぎたのか、うっすら日も差して歩けないこともない。風は強くても南から吹いてくるので、どうにか行けそう！トントンと話が進んで、毎年恒例のカタクリ見物に出掛けてきました。
　強風が吹き荒れる中、道筋には人が大勢。引き篭らずを得なかった昨日の分まで出てきたみたいです。

　沿道近くの小学校の校庭に花木や飲食のテントが並ぶ「まつり」と銘打ったイベントは先週末の二日間でしたが、コース開放は一応今日まで。盛りが過ぎて、かなりボロけてしまった花が多かったけれど、それでも数輪、可憐な姿を留めてくれていたコもチラホラ残っていました。今年は会えないかと思っていたよ。間に合って良かった〜♪

　予報で荒れるのは午後からと聞いて、早起きしてカタクリを拝みに歩く予定を立てましたが、曇天に時おりざっと通り雨の空模様なので今日は見送り。
　２週続けて週末の悪天候って反則じゃない？週半ばの強風＋今日の嵐に吹かれて、桜はのんびり眺める間もなく既に殆ど花びらを落とし、萼の赤さだけが目立つ、違う木のような姿になっていました。

　ベンチに腰掛けて仰向き、青空のもと大勢の鳥たちが花を啄む長閑な光景、今年はついに一度も見る事が出来ず残念。来年はもちっとふつーの気象条件の中で、綺麗な花を見せてください。一年間のオアズケ、楽しみに待っています。