Airy*Mint

　住宅密集地に建つわが家は日照に恵まれているとは言えず、他はともかく1階のリビングは、日中でも天気によっては照明を点けたい日もあります。
　ただでさえ近視乱視に鳥目もありそうな不健全な目で、明るくないと良く見えないために、ついスイッチに手を伸ばすような生活をしていたんですが、最近は夕方まで無灯火で過ごすようにしています。

　そうなると不思議なもので、家人の帰宅時間に合わせて電気を点けた途端、眩しさに目がシバシバ。調光を下げて暗めに設定しても、何となく目が痛い気がします。
　本を読むとか探し物をするとかの「集中して物を見る」際以外は余り不便も感じなくなったし、暗がりで階段を上り下り(ゆっくりだけど)するのも平気になりました。そのうち五感を駆使して、暗闇でも生きられるようになっちゃったりして。＜ナイだろ？

　尤も最近しょっちゅう足をぶつける原因はこの暗さかもしれないけど。「猫踏んじゃった」を実体験しては洒落にならないので、足元に要注意！

　Macと同時購入したMagic Mouseが、試しに使ったきり馴染めずに、長いことケースにしまい込んだままになっていました。
　デザインはすっきりしてお洒落だし、良く考えられた細やかな動作は流石リンゴ産、と唸ってしまう程ですが、なんせ遅い、つーかトロい。最高速度に設定しても、うにゃ～りと動く感じです。

　せっかく持っているのに使わないのは宝の持ち腐れだよね～、と久々に取り出して使ったけれど、やはりこの感覚は否めず。Win機のwirelessが完璧に調整出来ているので余計腹立たしく、も一度ケースに戻したろか、とも考えたんですが。

　何もせずに引き下がっては漢(オトコ)が廃る｡｡｡や、女だけど。試せるコトがあったら試してみようと、検索で見つけたMoreMagicというフリーソフトを導入しました。
　インストール～簡単な設定～おぉ！速度が数倍速い♪今までのイライラが一気に解消。後で更に調べたら、コマンドラインからも変更出来たらしいですが。＜無知。

　節電のためにメイン機の起動時間を大幅に減らし、その分Macとの交際時間が増えたので、気になる部分も増えました。あちこちカスタマイズして、こちらの短所も擦り合わせ、一緒に過ごす時間が今よりもっと楽しいモノになると良いな。

　今日になって関東甲信越も平年よりぐっと早く梅雨明けしたと気象庁から発表がありました。
　え？既にもう一週間～10日くらい前からお天気は毎日こんな調子でしたけど？
　今日が梅雨明けなら、昨日だって一昨日だって一昨昨日だって良かったんじゃん？梅雨明け宣言。まあ、明けたことに文句は無いけどね。

　梅雨が明けた、夏だ、と聞いたら、急に暑さが強まった気がしてきました。うーん、自分だけならそう気になる暑さじゃないのに、横で「暑い暑い」と連呼する輩のせいで、数倍暑く感じるんじゃないか、って気がしなくもないですが。罰金取ろうか？

　家に居るとエアコンをフル回転させそうな勢いなので、同居Guyも誘って3人で避暑目当てのドライブに出たんですが、ガラスの覆いをまとった鉄の箱では所詮炎熱を防ぐ力量には欠け、目的の園芸店にたどり着く手前にあるサイボクハムに寄り道してソフトクリーム休憩。いつもは人の山でちょいと寄ろうかって気にもならないけれど、流石の炎暑で人影はまばらでした。自分たちもクラッとして早々に立ち去りましたけど(苦笑)。

　一年か二年に一度くらい訪れるここの園芸店は温室に近いような作りなので、唯一冷房の効いた会計カウンター以外はこの季節殺人的な暑さ。毎回、夏は来るトコじゃないね～、と思うのに、今年もまた暑い日に行ってしまったというオソマツ。茹で蛸宜しく真っ赤な顔に汗たらしながらの苦行となりました。ちっとも避暑じゃないナ(大汗)。

　夕方、網戸の外で何やら上下に忙しなく動く物体。よくよく見たら小太りの蜘蛛でした。
　セッセセッセと上下左右に、お尻をふりふり網の上を走り回る姿が面白くて、暫く目が離せなくなりました。暇な時間があったらずっと見ていてもイイな。
　目を凝らしても餌がかかっている様子もなく、何をそんなに急ぐや？巣の修復中のようです。

　あらら、八重桜の枝と物干し竿に渡して巣を掛けていたようです。さっき洗濯物を取り込むときに、知らずに壊しちゃったみたい。ゴメンゴメン。
　だからと言って、その同じ場所に網を張られたら、明日も明後日も、洗濯物を出し入れする度に破壊してしまうのは必至。物干し竿の糸を外して桜の木へ寄せました。

　一瞬上から目線で「ナニスンノヨ(怒)」と睨まれた気がしたんで、指を差しながら、「ここはダメ、そっちの方に張ってちょーだい！」と真面目な顔で蜘蛛に指示してみたり。
　｡｡｡｡｡｡うん、多分暑さのせいだ。

　いつからだったのでしょう？勤め人が皆、くそ暑い最中もスーツで、が決まりになったのは。
　その昔、おじさんたちは暑い季節、帽子に開襟シャツと扇子がセットだったように思います。おばさんたちはアッパッパーとかムームーとか。
　下町に行けばランニング＋ステテコのおじさんやシュミーズ姿のおばさんも見かけました。

　平均気温は今より随分低かったそうで、それでもあの服装でなきゃ辛いのが日本の蒸し暑さ、のハズ。冷房をガンガン使えるリッチな大企業主導の夏の過ごし方は、結局この国には向いていなかったと、今回の騒ぎが露呈してくれたような気がします。

　スーツを着て真っ赤な顔で汗を拭いている勤め人の姿を見る度、倒れるんじゃないか、具合を悪くしないかと、常々気掛かりで仕方なかったんです。
　今年の一過性流行なんかにしないで、いっそのことこれからの夏は、「見苦しくなければ涼しげな格好でOKだよん」な法案でも作れば良いのに。