Airy*Mint

　買い物から帰る迄持ちこたえてくれた空が夕方のように暗くなり、冷たい風が吹き出したので早めに洗濯物を取り込み、雨の難をギリギリ回避しました。
　ひゅー、アブナっ。今年はゲリラ豪雨だの雷雨だのが本当に多くて、午後はちっとも気が抜けません。何かしながらも耳は常に外の様子を気にしている感じ。風や雲で気配を悟る技術も身についてきました。

　豪雨が通り過ぎたあとは、ベランダまで綺麗サッパリ洗い流されて、鉢物もたっぷりお水を貰った状態です。夕方の水やりは良いかな？とも思うけれど、風向きによっては上手いこと貰い損ねる鉢もあるので安心は出来ません。
　ただでさえ水やり下手で、鉢物をしょっちゅう根腐れさせたりミイラにしたりする極悪ガーデナーとしては、いっそお天道様にすべてお任せしたいところだけど。

　月曜日から着手した食器棚内の模様替え、一段毎に出しては浸け置き、その間に内部を掃除、洗って拭いた食器を戻す、ってな作業を続けています。
　と言うか整理するためにこんなグッズがあれば便利、とネットで調べたり、あの店にあるかな？と探しに出たりする寄り道ばかりに時間をくって、四日めなのにまだ終わっていません。終わるのか？コレ。

　そもそも転居前に図面と照らして大きい食器棚を購入予定だったのに、大工さん(故人)が好意とはいえ大きな床下収納庫を図面無視で取り付けたために、希望よりかなり小さな食器棚を買うハメになり、お陰で食器棚の中は初期から満員御礼で使い勝手が良くない。って15年も不平言いつつ抜本的な対策をしなかったのは自分なのだけど。

　も一つのそもそもは、確かに食器が多すぎる気もします。流行りの断捨離だったら速攻処分とレッテルを貼られそうだけど、叔母の断捨離に付き合って増えてきた愛着のある器たちを、なかなか思い切ることも出来ないジレンマ。欠けたり割れたりしたのは当然捨てているのに、全然減らないのは何故？。＜と、白々しくとぼけてみる。

　さてさて。買ってきた仕切りグッズのせいで却って隙間が減ってしまったような気がするんだけど｡｡｡週末までに全部きちんと片付けられるかなぁ。

　普段履きのサンダルが経年劣化で酷くみっともなくなったので、随分前から代替え品を探していました。
　所謂ツッカケと呼ばれるタイプ、ゴミ出しがメインなのでそう拘るつもりも無いですが、足をきちんと包んで履いた時にぐらつかない、ヒールがしっかりしていて高さもそれなりにある物が希望で、チャラい飾りが付いていたりイカニモな色の物はイヤ、が条件。

　大したことない条件だと思ったのに、あちこちの靴屋を探せど探せど、これぞと思う物を見つけられずに数ヶ月。先代の色が褪せ合皮が剥けて、こんなの履いて人前には出たくないゾ、ってところでようやく写真のサンダルを見つけました。

　履いてみたら足が吸い込まれるようにフィットして、軽いのにガッチリした仕立てで底の返りも良い＜ここ、重要。おぉ、これこれ。値段も2千円弱とお手頃でした。
　でも考えれば考えるほど、何で気が付かなかったんだろうってくらいどこにでもありそうな物なんだけど｡｡｡どうして長いこと見つけられなかったかな？

　朝のうちこそ雨上がりの涼しさで、なんだよ、期待はずれか？とガッカリしたんですが、予報通り時間の経過と共にじりっじりっと気温が上昇してきました。
　良かった、戻ってきてくれたんだね？まだ8月は残っているのに去って行くなんて酷いじゃないか！(ぢっと夏の瞳を覗き込みながら)いや、君は夏じゃない。随分変わってしまったんだな。

　と。いきなり流行らない三流ドラマ仕立てですが、そ、数日ぶりに戻ってきた夏は、すっかり秋の顔になってました(意味不明だぞ)。風はヤケにひんやりしてるし、蝉はポトリと落ちてるし - 触ったら気をとりなおして飛んでったけど - 秋のフリをしている夏というより、夏のフリをしている秋と言う風情。そっか、もうスタミナ切れか〜。

　今年の酷暑は流石に堪えて、睡眠不足とエアコンによるダルさとに少々へたっていたんですが｡｡｡いざ終わるとなるとやっぱり寂しいな。

　梅雨入りが早く、明けも早く、夏が早く来たので秋の訪れも早い道理、とどこかで小耳に挟んだんですけど、えーと、それってどこで帳尻合わすんだろう？

　スーパーの一角にちんまりとした特設コーナーが出来ていて、福島産の野菜が数種類積まれていました。
　丁度買う予定だった椎茸を手に取り、パックの裏に貼られたプライスを見てビックリ。えー？こんなに入って78円！普段の倍は入ってるじゃないか。
　他に大きいナメコやピーマン等々、数種類並べられた野菜たちはどれも激安価格でした。

　買う方にしてみればありがたいことこの上ないですが、良いのかなぁ、こんな値段で採算がとれるんだろうか？風評被害を盾に取ってこのスーパーが安く仕入れて来たんだろうか？安いと喜ぶ心の片隅を、申し訳なさがちくりと刺しました。

　そのコーナー、実のところ不人気で、あきらかに産地を見てから棚に戻す人も数人見かけました。野菜を避けるばかりか古米も買い占めだとか。嘆息。