Airy*Mint

　暫く前スーパーで、ピピっと鳴く声(嘘)にふと目をやると、棚の上のこんな子と目が合っちゃいました。
　目がもーね、「連れてく？」とか訴えてるような気がして、さくっと籠に投入したんですが、決め手は左横の隅にちらっと見えている小さなヒヨコ(電車)。
　猫らに見せたら喜んで遊んでくれるんじゃないかな？なんて下心がありました。

　そのまま食品ストッカーに収納して随分経ち、整理をしていたら奥から出てきて「あら、忘れてた」と気付いた次第。オモチャにする以前に食べてもいないし。
　慌てて賞味期限を見たら年明けまでだったので、無駄にせずに済んだとひと安心しました。スープ代わりにして家人らに食べさせちゃおうっと。

　Guyらが小さかった頃は、12月も待たずにツリーの飾り付けを始め、ご希望のプレゼントを探して奔走し、当日は朝からチキンやケーキを焼いたり、テーブルセッティングをして精一杯のご馳走を並べる。
　と、今思い出しても忙しいクリスマスでしたが、家の中がオトナと猫ばかりになったここ数年は、本当に静かな聖夜を過ごすようになりました。

　去年は賑やかな祝い事を控えたというのもあってそれこそ何にもしなかったがために、それまでずっと続けていたクリスマスモードの張り切りエネルギーが枯渇したみたい。今年は一応ケーキやチキンは用意したけれど、いずれも市販のスポンジや調理済み品に少々手を加えるのみ。もうイチから手作りなんて気迫は無いなぁ。

　(心の中まで)オトナになっちゃうのってちょっとサビシイような気がする。

　昨日、実家に出かける前に七草粥を食しました。何でもかんでも季節の決まりゴトに拘るつもりは無いけど、ちっとは季節感がある方が生活は楽しいし。
　土鍋を用意しかけてふと、炊飯器に粥炊き昨日があることを思い出し、初めての実験的粥炊き作業。
　う。自分、この炊飯器買って何年だ？今頃になって初めてその機能を使うとわナサケナイ。

　米を1.5合、水を1.5の線まで入れてまずは吸水させ、刻んだ大根と大根葉を入れてスイッチを入れ、後はお任せで普段の炊飯と同じ40分弱で炊き上がるとのこと。へぇ、焦げないように監視したり、鍋底を擦ったりする手間も無くて便利じゃない？

　後は炊き上がった頃合いを見計らってフリーズドライの七草を加え(まー手抜き！)、数分蒸らせば完成だね、と呑気に食卓やお椀の用意などしていたら、暫くして炊飯器が恐ろしく騒ぎ出し、小にゃんが飛び上がりました。な、ナニが起きた？

　慌ててキッチンに駆け込むとそこには、ダラダラと茹で汁を溢れさせる炊飯器の姿。溶けた溶岩が流れ出る噴火山かと思いました。危ねー、傍に居たら火傷してたかも。噴火が小康状態になるのを一呼吸待って、残りの数分はセッセと汚れた炊飯器の外側や周囲の掃除をしながら炊き上がりを待つ羽目になりました。うーん、思い切り予想外。

　で。溢れ出てしまった水分を補うため、少量のお湯を足し混ぜて完成したお粥はこれも想定外。絶妙の美味しさでした。分量が多かったのか、大根等を入れたのがまずかったのか、噴火の原因は不明ですが。次は1カップでリベンジしてみよう。

　昨日、買い物から帰って冷蔵庫に食材を投入していたら、お正月料理に明け暮れた食卓に上る機会を逸した納豆が2パック残っているのを発見した。
　期限は･･･1月9日となっておる。って危なく今年初の期限切れ食品になるところだったじゃん。
　夕飯は買ってきたピザを焼いて食べる気満々だから、納豆もどうぞと一緒に、とは出し難い。

　何かピザと並んでも違和感のない調理法は無いか？そう言えばちょいと前、焼き納豆というのが流行ったよね、までは思い出したけど、やっぱりピザとは相性が悪そう。似たような形状で、一緒に摘んでもまあこんなもんかと思わせるにはどーする？

　納豆を前に暫し考え、作ってみたのがこの物体。暫定でナトノミヤキと命名した。

　納豆2パックにみじん切りの長ネギ、タレもカラシも入れてよく混ぜ、卵2個と薄力粉を大さじ1杯加えて更に混ぜ、フライパンで両面じっくり焼いて青海苔とおかかを振り、仕上げに醤油とマヨネーズでそれっぽくおめかししたら出来上がり。

　納豆入りの玉子焼きなのか、目先の変わった焼き納豆なのか、納豆入りお好み焼きなのか、どうも判然としない。おまけに、卵・納豆・お好み焼き・マヨネーズ好きな家人らがペロッと食べちゃったので味見もしていないけど･･･美味かった･･･らしい。

　諸事情により2009年から手作り鏡餅はお休み中なので、今年もスーパーに300円がとこで売られている小さなおまけ付き鏡餅をさりげなく飾った。
　真空パックにぴっちりと包まれたお餅は、放っておいても当分はヒビも入らずカビも生えないだろうけど、飾った以上は習わしどおり開いておこうとパッケージを開封して世間並みに鏡開き。

　外に出る前の忙しい朝食時や、家族が揃わない昼食時、晩酌がセットの夕飯時、どこを思い浮かべても平日にお汁粉は食べ難いので、水を張った容器に入れてレンジにかけ、ぺにょぺにょになったところを箸で一口大にまとめ、汁に入れて昼食に添えた。

　長ネギ・大根・人参を薄めに切り、豚肩ロースの薄切りと一緒にだし汁で煮て、酒と麺つゆで味を整えた、パッと見肉汁うどん風。お店で肉汁うどんを食べた事が無いので実体は何だか判らないけど、今回はお汁粉より好評だったっぽい。

　※パッケージから取り出されて行き場を失った龍さん。愛嬌たっぷりのカオをしているから捨てるに捨てられない。十二支全部揃えて飾り物にするか。