冬眠に備える(嘘です)
沈めてコトコト マロンパイ用の栗を甘く煮る、からの一連の保存食作りがようやく一段落です。育った環境には誰一人する人は居なかったのに、英・米の古い時代のお話を好むうちに、保存食作りが趣味になってました。
 雪に埋まる地域でもなく、特に無いと困るような物も作らないのに、作っては何となくにやにや。考えてみれば贅沢な道楽かもしれません。

 作ったなりで置いておくと短期間で痛んでしまう食品たちを持たせるために欠かせないのが脱気。σ(^-^)は以下の手順でしています。
 1. ペーパータオルを敷いた鍋に容器を並べ、全部被る分量の水を注いで火にかける。
 2. 沸騰してから5分ほどコトコト茹でたら火を止める。
 3. バット等にペーパータオルを敷き、トングで移して伏せ、自然に乾かす。<拭かない。
 4. 準備した容器に作りたての熱い中身を詰め、蓋を乗せる。<ここでは閉めない。
 5. 1と同じように用意した鍋に並べ、瓶の肩口までお湯を注いでグラグラさせないように注意しながら10分程度煮る。
 6. 火を止め、鍋の中に置いたまま蓋を固く閉める。<勿論、手袋着用。

 他にも、中身を詰めて蓋を閉めた瓶を逆さにするだけのお手軽なのや、蒸し器でしっかり煮沸するやり方等、保存したい期間に応じていくつか方法があります。
| http://airymint.com/blop/e507.html |
| 美味しいもの::手作り保存食 | 11:56 PM | comments (0) | trackback (0) |
知らない懐かしさ
干します♪ 先日野菜の時間(NHK)でやっていた、切り干し大根や干し芋作りが面白そうだったので、一回で食べきれる程度の量だけちょいと作ってみました。
 覆い無しで晒しておいたらカラスやスズメにつつかれそうなので、自衛のため干物作り用の網に入れて干してます。垂れているワカメ風のは大根の葉っぱ。色が鮮やかになると聞いたので、軽く湯通ししました。

 ベランダのここだけ見たら、懐かしい田舎の農家の庭先的風景。
 ↑田舎が無いので本物を見たことはないんだけどね…^-^;
| http://airymint.com/blop/e588.html |
| 美味しいもの::手作り保存食 | 10:17 PM | comments (0) | trackback (0) |
猫跨ぐともヒトは喰う
おかか 家の猫らは三食・昼寝・夜食付きの優雅な方たち。
 数日前のお夜食に、乾物入れから取り出した花鰹をひと掴みずつ器に入れたところ、2匹して口も付けずにこちらを振り返って、「えー?コレナニよ?」な顔。
 最近シーバが続いたから贅沢になったのか?鰹節だって好物でいつもガツガツ食べてるだろうが!その態度にはこっちが「えー?」と言いたいよ。

 不愉快だな~、と乾物入れに花鰹を戻そうとしてふと見ると、あれ?何故か鰹節の袋がもう一つ。それもしっかり開封してあります。日付けを見るとどちらも期限はずっと先なんだけど、今猫に跨がれた方が少し古い。どうやら先に開封したのを忘れて新しい袋を開け、そちらをずっと使っていたみたいです。何たる粗忽。
 匂いを嗅ぎ比べてみると、確かに新しい方が美味しそうな匂いがします。古い方からは少しだけ乾物独特の匂いがしてる。猫の鼻、恐るべし。猫跨ぎの鰹節、初めて見ました。

 でもでもでも。。。捨てちゃうのは勿体ないし。フライパンで乾煎りして香ばしさを立たせてから、砂糖・みりん・めんつゆ・昆布茶を少量ずつで味付けし、汁気を飛ばしてから青のり少々と胡麻を入れて炒りつけ、おむすびに入っているような「おかか」に仕立てました。
 味見をしたら美味しいので、経緯を話したうえで家人に試食させたら、全然問題ないとご飯に乗せて食べてます。んー。家ではヒトより猫が高級志向だったのか。
| http://airymint.com/blop/e716.html |
| 美味しいもの::手作り保存食 | 11:55 PM | comments (0) | trackback (0) |
極上の梅干し
完成品 今年もそろそろ梅workの時期到来。
 今まで何度か書いた梅干し記事の、写真や解説の不足分を補って掲載しようと昨年計画したものの、タイミングを失したので保留にしていた物を改めて纏めました。
 右の写真はふっくら柔らかい梅干しさまの近影。器の長径は10cmほど。下の記事内で使っている行程毎の写真は昨年撮影したものを使っています。


 ◎用意する物 (大体4kgの目安。2kgなら■を減らし、10kgなら■を増やす)
 ◇南高梅:よく熟したもの
 ◇漬け物容器:蓋付きで余裕のある大きさのもの。洗って焼酎で拭いておく。    
 ◇中押さえ蓋:きれいに洗って消毒したガラス皿などで代用可
 ◇重石:梅の重さ×2:水や洗った小石を詰めた容器でも代用可→中身漏れに注意
 ◇漬け込み用の粗塩:梅の重さの8~12%前後(梅の熟し方で加減する)
 ◇清潔な布巾かペーパータオル ◇竹串 ◇ボウル:大きめのもの
 ◇小分け用容器:塩用、焼酎用、各1個ずつ
 ■下処理用の粗塩:1カップ程度
 ■35度の焼酎かホワイトリカー:下処理用・200cc位 仕上げ用・100cc位
 

 ◎まずは梅選び

 良く色付いた梅の実ずっしり重たい

 梅干し作りの中で大きなウエイトを占めると思っています。大ぶりの梅を見かけたらしっかり見て、良く熟した傷や痛みの無いものを。完熟した梅は杏のような良い香りがします。
 その年によりますが、右の写真のような梅が入手出来れば八割がた勝ったも同然。

 ◎様子を見ながら水風呂に入れる

水風呂で汚れ落とし 買ってきたらすぐに、大きめの器に水を張って、流水をかけながらこすらず優しく洗います。傷や痛みのある物があったら選り分けてジャムにでも。
 熟し加減によって変色などに気を付けながら、時間差で(完熟の実は数時間~青っぽい実は一昼夜程度)水に漬けておくと、アクが抜け、皮が柔らかく仕上がるようです。写真は最後まで居残った青っぽい実。

 ◎漬ける前の下準備

ヘタの掃除 水から上げた梅の水分を布巾やペーパータオルで良く拭ってから、竹串を使ってヘタの掃除をします。ヘタの付け根に竹串を当て、ヘタを優しく穿り取ります。間違っても果肉を突っつかないように、慎重に、慎重に。




 ◎ようやく塩の出番

ここが肝心 ヘタの掃除が済んだ梅を数個ずつ35度の焼酎にくぐらせ、湿らせたところへ下処理用の塩をまぶします。
 フライを作る時の要領と同じように、焼酎の容器>塩の容器>漬け容器と並べ、焼酎→塩の順で付けた梅を容器に並べ入れると手際良く出来ます。
 ←写真のように、ヘタの付いていた部分にしっかり塩をまぶし付けておくのがコツ。

※注:下処理用の塩と焼酎は作業中に若干汚れるので、残っても漬け込み用に混ぜない。

 ◎漬け込み

雪のよう 一列並べ終わる毎に漬け込み用の塩を振り入れて重ねていき、最後に残った塩に仕上げ用焼酎を加えて上から回しかけたら漬け込み作業はほぼ完了。
 中蓋を被せ、梅の重さの2倍目安の重石と蓋を乗せ、すっぽり紙袋をかけて、家の中で一番静かで人通りが少なく、日の当たらない涼しい場所を選んで、梅酢が上がるまであまり覗いたりせずに置いておきます。

 ◎梅酢が上がったら

紙袋で覆う梅に被るくらい

 ↑こういう大きめの紙袋で容器全体を覆ってゴミの侵入をガード。梅の熟し方と塩加減によって日数はまちまちですが、右の写真のように梅全体が浸かる程度上がってきたら、重石を半分にして土用を待ちます。蓋がきちんと閉まるようなら紙袋は外してOK。
 うっかり傷んだ梅を漬けたり、漬けている間に潰れてしまった実があったりすると梅酢が濁って、そこからカビが発生する事があるので、時々梅酢の透明度をしっかりチェック。

 ◎いよいよ土用干し

並べられて日光浴♪ 7月中旬~下旬頃、3日以上晴れが続く頃合いを見計らって、漬けた梅をざるに並べて干します。ざるの目に張り付きがちな薄い皮を破かないように細心の注意をしながら丁寧に扱うこと。
 赤紫蘇を使わないので真っ赤にはならないけれど、干すうちに段々梅干しらしい色に変わります。
 容器の中の梅酢も、ラップなどで蓋をして天日干し。

 最初の2日間は、朝干して夕方に取り込み、日光消毒(?)した容器の梅酢に戻します。3日目は空の様子を見ながら、深夜か翌朝までそのまま置いて梅干し完成です。
 梅は密閉容器で保存。梅酢はコーヒーフィルタなどで濾し、細かい土埃などを取り除いてから濃色の壜などに入れ、冷蔵庫か日光の当たらない涼しい場所に保存します。


※注:この梅干しworkは、美味しい梅干し食べたさに、面倒くさがりが年に一度精魂込めてしている作業です。「手早く」「楽ちん」「手間なし」の対局にあるような漬け方ですので、梅干しごときにそこまでしなくても、と思う方にはお薦め出来ません。
| http://airymint.com/blop/e450.html |
| 美味しいもの::手作り保存食 | 11:34 PM | comments (2) | trackback (0) |
Mint | EMAIL | URL | 2009/06/06 11:41 PM | xWAk0Ojg |
やよい | EMAIL | URL | 2009/06/06 10:30 PM | VlexSui2 |
ドクダミ茶完成
干しただけ 先々週の金曜日に下処理をして干したドクダミが良い感じにカリカリと乾いたので、いよいよお茶に変身させるべく作業を始めました。
 まずは鋏で1~2cm幅にカット。花・葉・茎・根と全草使えるそうですが、ひょっとしたら泥臭さがあるかもしれないので、今回は根の部分は別の用途に使うことにして、葉・花・茎のみで作りました。

焙じてみた ↑の写真はカットし終わった状態。中型のレジ袋1杯ほどありました。手触りはカリッとして乾いているようだけれど、まだ少し緑色が残っている感じ。
 切った断面から新たにドクダミ独特の匂いが立ち昇ります。作ったは良いが青臭くて飲めない、なんて事になったら悔しいので、初回は飲み口がマイルドだと言う焙じドクダミ茶にする事にしました。→

 良く洗って乾かした大きめの平らなフライパンに1~2掴みずつ広げて、弱めの中火で約5~6分ずつ乾煎りすると、お茶屋さんの店先のような香ばしさ♪焦がさないように注意して充分煎り上げた葉を、バットに広げて粗熱を取ってからガラス瓶等に保管。

 お茶パックに茶さじ3杯ほど詰め、熱湯を注いで待つこと約3分。見るからに焙じ茶っぽい液体を試飲したところ、ハーブティーの香りはするもののドクダミ臭は気にならず、普通に頂ける飲み物になっていました。夏場は麦茶代わりに冷やして飲んでも美味しそうです。
| http://airymint.com/blop/e771.html |
| 美味しいもの::手作り保存食 | 03:32 PM | comments (0) | trackback (0) |
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