備えなかったツケ
花ニラ 阪神淡路の震災のあと、普段の備えの大切さを良く思い知った筈なのに、喉元過ぎれば熱さを忘れる、を体現してしまいました。
 最初の揺れがすわ関東大震災か?と感じる大きさだったのと(すぐに速報で確認し脳内訂正された)、やれ収まったと思った後も度々揺れがあったので、暫くは呆然と椅子とテーブル下を行ったり来たり。

 飲みかけのコーヒーとノートPCと繋がらない携帯を手に家族の無事を祈りつつ、ツイッターに震える指で書き込みする、猫の状態を確認する、揺れの隙を見て家中の落下物を点検する、緊張と不安で何も手に付かない状況でした。

 夕方同居人氏が帰宅、帰宅困難者になった同居Guyを、渋滞した幹線道路を避けた裏道を選んで迎えに行き(この時点では後日のガソリン不足など思いもよらず)、地震後すぐに安否を気遣うメールを寄越した(新着問い合わせをする迄未着)別居Guyに連絡、不通だった義母と連絡がつき、叔母と従弟らの無事を確認出来たのは翌日でした。<確認する=被災地では無いけれどかなり緊迫した状況だと認識していた証拠。

 その後も何度もの揺れが続き、なんかオカしい、この後の対策を考えるべき?非常用ストックって無かったよね?なんてゆるゆると腰を上げてみた時には、店頭からティッシュもお米も乾電池も他etc.もごっそり消えていたという顛末でした。

 2000年問題に慌てて買った灯油ストーブは去年お役御免で捨てたきりお代わりを買っていないし、順次充電型電池に移行中だった乾電池の、単1、単2、単3はアルカリどころかマンガンも在庫無しにしてしまっていたし。。。

 そこへ降って湧いた計画停電で、携帯ラジオ、懐中電灯や非常用照明器具が一切無用の長物になるやら、灯油は辛うじて残っていてもファンヒーターは使えないやら、冷え性の友、頼みの綱の足元こたつも勿論使えるワケもなく、如何に今まで、電気という存在に依存していたかを、真っ暗冷え冷えの室内でつくづく思い知りました。

 天災人災以前に、自分の不徳の致すところ、ってな話でホント情けない。
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| ワタクシゴト::ちょい備忘録 | 06:51 PM | comments (0) | trackback (0) |
身近だった被害
野性のムスカリ ご近所などを見る限りでは、幸い地震による直接の被害はありませんでしたが、消防庁による被害状況のまとめなどを見て、近隣の市でも家屋の損壊があったり怪我をされた方が居たのを知りました。
 震源を襲った揺れと被害が巨大過ぎたので気にする余裕も無かったけれど、身近な危険があったのだと後になって背筋が冷える思い。

 良く行く大型家電量販店へ地震の数日後に行った時は、天井近くに設置された防煙用のガラス製垂壁が何枚も落ちた形跡があり、応急処置として合板が張られていました。相当な重さの落下物だから直撃すれば命にかかわるし、網入りとは言っても割れたガラスは飛散しただろうし、当日居合わせた客や店員はさぞ怖かったと思います。

 別の日、郊外の大型家電量販店に向かう道筋では、道路から見下ろす数件の屋根にブルーシートがかけられていました。あの揺れで旧家の瓦屋根がごっそり落ちた様子。これもまた、たまたま下に居た人があったらと思うとゾッとします。

 酒類を扱う店でも棚から多数落下したようで、再度の被害防止のために瓶は寝かされ、積み上げられた缶入り飲料の殆どにぺこりとへこみ傷がありました。中身が変質する前に飲んじゃうからイイや、と、気にもせず数缶買いましたけど。

 自分が行った店が軒並みこんなだもの、運悪く居合わせていたら一体どうなっていたやら。今後は左右確認+上見て下見て厚手の帽子着用、かな?のほほんと頭上も足元も気にせず歩けるって事は、実は凄く幸せな事だった(過去形)のかも。
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| ワタクシゴト::ちょい備忘録 | 04:01 PM | comments (0) | trackback (0) |
そして過ぎてゆく
元禄ですって! 連日の雨が止み、すっきりと腫れ上がった今日、叔父の三回忌で多磨墓地に出向きました。
 あんなに悪かったお天気が嘘のように青空になったのは、困ったちゃんだとばかり思っていた叔父さんって、ひょっとしたら行いが良かった?
 抜けるような空とそよぐ風、緑濃い多磨墓地で過ごす子どもの頃から馴染んだ落ち着く時間。

 祖母の法事以来お願いしている僧侶は説話の名人で、読経の後は毎回心がほわっとするお話を聞かせて貰えます。今日は、お釈迦さまが説かれた仏法は、死後のためではない、生者のためのもの、というお話しとその他いろいろ。
 うんうん、と自分の心を重ねつつ、ついうるっとしながら聞き惚れました。世俗の法に染まらず、天上にあるがままのびやかに。か。そうありたいもの。

 写真は散歩の途中で見かけた庚申塚です。かな釘流の、かなり風化して見難くなった彫りをよくよく見ると、「元禄十四辛巳年」と!ホントかいな?西暦にすると1701年、あの有名な「松の廊下」事件が起きた年だそうです。
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| ワタクシゴト::ちょい備忘録 | 11:07 PM | comments (0) | trackback (0) |
緑の季節の追憶
アケビコンボウハバチ 虫嫌いの人を刺激する気は毛頭無いですが、実際のところかなりの虫好きです。
 何がどれほどと特別な好みは無いですが、中で芋虫は大好物(食べませんがっ!)。
 柔らかくてひんやりした手触り、大抵の場合刃向かいもしない従順さ、色や柄が可愛いのが多い、等と書くと更に嫌がらせか?

 虫を見ると虫酸が走るほど虫嫌いな裏隣の奥さんが、植木の手入れ中に彼らに出くわすと血相を変えて飛んできては、取ってくれ、持って行ってくれ、って。いや、あのね、こーゆーのは食べる葉っぱが決まっているし、葉っぱを幾らか食べるくらいで大人になれば飛んでっちゃうし、放っておきましょうよ、なんて懐柔したりしましたっけ。

 彼女が亡くなってもう1年が経ったのだと、庭木の手入れをしていたら思い出しました。早いなぁ。。。庭は今年も植物や虫たちの、新たな生命で溢れています。
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| ワタクシゴト::ちょい備忘録 | 06:41 PM | comments (0) | trackback (0) |
結果的に最高の日和
あっちもこっちも満開! 昨年墓地を解約し、1年を待たずして義父が亡くなり、新しい墓が完成したのが、丁度1年後の1月。
 1月では如何せん寒いのでお彼岸の頃が良いね、と予定していたら大きな悲惨な震災、毎日のように続く余震、原発事故、停電と落ち着かない日々、更に義母の体調不良、と延び延びになっていた、義父の納骨を今日無事に済ませる事が出来ました。

 カロートに収められる骨壷を見ながら、義父の生きた時代にふと思いを馳せました。大正13年生まれの義父は、「おひさま」の陽子さんとほぼ同世代。。。
 え。なんぼなんでも陽子さん若過ぎじゃないかっ!?

 義母に強く薦めたガーデン墓地は、辺り一面どこを見ても薔薇が花盛りでした。ぐずついた梅雨空も今日はお休み。良い日でしたね、お祖父ちゃん。
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| ワタクシゴト::ちょい備忘録 | 11:19 PM | comments (0) | trackback (0) |
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