Airy*Mint

　先々週の金曜日に避妊の施術を受けた豆猫。今日、無事にカラーと洋服を外して貰いました。
　帰宅してバッグから出すが早いか背中からお腹から体中をベロベロベロベロ。おいおい、いつまでやるの？って心配になるほど舐めまくり。
　一番蒸し暑い時期だったから、きれい好きな彼女にとっては拷問みたいだったんだね～。

　納得がいったのか、さっきまで乗れなかった(傷が開くと心配なので乗らせて貰えなかった、か？)一番高い所でゆったり寛いでいます。

　写真でははっきりしないけれど、ネットで出来た伸縮性のある洋服を2週間の間着せられてたんですが、途中痒そうなので何度か手を入れてワシワシ掻いたせいか、先生がネットに鋏を入れた瞬間、うわってくらい抜け毛が飛び散ってエラ恥ずかしい思いをしました。

　余程汚れているか臭いかしない限り - 健康な猫はまずこんな事はない - 家は基本猫は風呂に入れない、主義なんですが、今回ばかりは洗おうかと「お風呂は？」と尋ねたところ、医師の解答はNO。猫は自分で綺麗に出来るので入浴させる必要は無い、どんなシャンプーも舐めるために作られた物ではない、入浴後は大抵の場合吐く、ドライヤーは最上級のストレスを与える拷問、等々、例をあげて力説されました。

　小さいうちから慣れているならまだしも、確かに体を洗われる時のあの発狂状態は凄まじく、多少のひっかき傷は覚悟してたんですが、それだけ言って貰えるなら喜んで胸張ってこれからも風呂無し、の方針で♪ブラッシングは日課ですけどね。

　ちょっと動いても汗だくになる暑さに負けて、寝室なんかろくに掃除をしてなかったんですが、今日は猛暑日でないだけ幾分楽。またぞろ暑さがぶり返すと巷の噂なので、動けるうちに済ませることにしました。
　一日サボると階段に毛が積もるような家なので、見える所は仕方なくしてますが、寝室の隅っこに案の定猫の毛がたまってるよ｡｡｡＞＜

　掃除嫌いならタイトルは嘘って事になりますが、お掃除大好きなのは豆猫。フワフワのワイパーが特大猫じゃらしに思えるのか、目の色変えて迫ってきます。
　雑巾をかければ端っこに喰い付いて離れないし、果てはフローリングワイパーにしがみついてズリズリ引き摺られる始末。重いって。

　そんなにもお掃除好きなので、うんと躾けて代わりにやって貰いたいところなんですが、掃除機だけはどうしても馴染めないみたいです。ブォーと始まるが早いか、小にゃんと一緒になって階段を駆け下りて行き、音が終わるまで戻って来ません。
　あ。イタズラされたくない用事がある時は、掃除機かけっぱにしとけば良いのか、ポン！15年近く使っている旧式だから、かな～りうるさいですけどね～。

　ヒトたちが暑さにふうふう喘いでいるのを尻目に、虫たちの野音のVoltageは日々高まっています。
　洗濯物を干す＆取り込むだけのために出るのがやっとのベランダが、怠った手入れのせいですっかり見事な藪に変身したと見る間に、網戸のすぐ鼻先でリーリーコロコロ大合唱。毎年不思議なんですが、どこからどうやって上がって来るんだろう？

　昼間のくそ暑いさなか、猫らはベランダに出るー！と大騒ぎで、洗濯物を抱えたのを確認すると同時に先回りして網戸前で待機しています。
　開けるのを待ちきれない風情で飛び出し、草をはみはみしたり、日陰でゴロゴロしたり。この猫らの楽しみのために敢えて草を刈らないのですぞ！＜いや、手抜きだろう？)
　小にゃんはひとしきり草を啄むとさっさと部屋に戻りますが、豆猫はそこらの草むらが一番のお気に入り。三つ子の魂百まで、生後間もなく母猫さんと過ごした環境に多分そっくりなんでしょう。彼女はトイレも未だに「土」派です♪

　たまたま風向きが合えば涼しい風が、窓越しに焼かれた左腕に心地良い夜です。見上げれば煌々と十二日の綺麗な月。

　不用心なので窓を開けての外出は躊躇われ、さりとて留守番の猫らが熱中症になってしまうようでは困るので、ここ数年暑さの厳しい日はリビングだけエアコンを点けたまま出掛けています。
　寒ければ炬燵の中に入り込むようなのも居る猫の習性からしたら多分杞憂なんだろうけど、この夏は人だけじゃなくペットの熱中症も多いらしいし。

　今年はまた格別な酷暑なので、連日無人の家でエアコンがかかっているなんていうエコの正反対みたいなコトをしてたんですが、もう一つ気になるニュース。古いエアコンが発火する危険があるそうな。あぁ、前門の虎後門の狼だ。

　転居時に新調したエアコンはどれも、決定的な故障がないまま使い続けている約15年選手。何度もニュースが流れたので、家のは大丈夫か？と不安になりました。
　結局各部屋のドアを開放し、猫らが自由に涼しい場所を見付けられるようにしたうえで、エアコンのスイッチを切って出掛けたんですが｡｡｡

　用を済ませて帰宅してみると、寝室のドアが閉まってる！出掛ける前確か、彼らはそこに居たはず、と慌ててドアを開けると、中から2匹して飛び出して来ました。
　閉じ込められてたんかい！出掛ける時に開け放っておいたドアを、バタバタ暴れ回っているうち自分らで閉めてしまったようです。ご飯も水もリビングに置いてあるので、飲まず食わずで天窓からカッと日が差し込む暑い部屋に居た模様。可哀想な事をしました。

　次からははずみで閉まらないように、ストッパーをしっかり確認しないと！

　小にゃんと豆猫の性格は言うならば真反対です。どちらも子猫から育てたのにこの差は何？
　慎重で臆病、ヒトで言うなら石橋を叩いても後ずさりする小にゃんと、無鉄砲向こう見ずを絵に描いたような豆猫。ちなみに前者が雄、後者が雌ですが。　
　例えばチャイムの音でも、逃げる小にゃんと野次猫に変身の豆猫が階段ですれ違う。面白い光景です。

　かかりつけの(ってほど行ってないが)獣医には「子猫のうちに溺愛して、他人との接触をさせなかったからだ」と小にゃんの弱虫ぶりを詰られますが、どちらも同じ状況だったですよ？コレってただ単に生まれつきの性格だと思うんですけどね～。

　たまたま虫を見付けた時の二猫の反応がまた真逆で、虫=おやつと認識している豆猫は、家の中に居る時なら速攻でXの形で網戸に飛び付き悔しげに見ているし、ベランダに出ている時ならこちらが気付いて虫を救出する間も与えずにパクリです。南無三。
　一方小にゃんの方はと言うと、見付けた虫を暫くじーーーっと見つめてからそおっと手を出して、触れるか触れないかの所でまた逡巡し、結局いつも逃げられちゃう。万が一捕まえられたところで、決して口には運ばないんじゃないかと思いますが。

　ところで。豆猫の趣味の一つは小にゃんやヒトたちの顔を舐めること。小にゃんは器用に当たり障り無くかわすのが特技ですが、ヒトは虫食べてお尻を舐めたトゲトゲの痛いべろで強引に迫られても否やは言えない。目を瞑って飽きてくれるのを待つのみです。在宅時はまず化粧をしないので、毒じゃないとは思いますけど｡｡｡なんかバッチイ。