Airy*Mint

　朝の歯磨きを終えて何気なくそこに置いた、歯磨きのチューブ。昼食後に使おうとしたらどこにもありません。アレ？確かここに置いたのに｡｡｡
　洗面所の鏡が遠くて見難いし、基本食後はキッチンに居るのだし、最近目の前に小さな鏡を付けてシンクで歯磨きしています。歯ブラシと歯磨き剤をいつも通り、ガラスポットに戻した筈なんですが。

　失せ物の時は行動を思い返す、の習慣でもう一度良く考えたら、そう言えばゴミ捨てに行く前に豆猫がこの辺りをうろついていたような。
　ここからはあくまで推測にしか過ぎませんが、彼女がお得意の「咥えてテイッ」をしてくれて、丁度捨てるために下に開いてあったゴミ入れに落下、自分が知らずに袋を縛って出しちゃった、って流れの気がします。生ゴミの日だったのにさぁ。

　やんちゃな豆猫の特技は、物を立てて置いてある所から器用に一つずつ咥え出し、更にそれを手を使って下に叩き落とすこと。
　ペン立てに立ててあるペン、コーヒーカップに立ててあるスプーンなんかは当然のように、大きいのになると子猫用のミルク缶に詰め替えた亀餌まで、器用に蓋を咥えて収納場所から引っ張り出し、朝起きると出窓下に落ちていたりします。

　最近使い始めた歯周病予防用の歯磨き…歯茎がキュッとして気持ち良かったのに！

　最近就寝前に飲んでいるホットミルクを温めようとキッチンに立ち、何気なく目の前に洗って干してある牛乳パックに目を向けたところ、そこに居る理由を理解しがたい生き物と目が合いました。ナメ・ク・ジ？
　Gとか蝿とかがたまに紛れ込むのはアリですが、ナメクジを家の中で見るのは珍しい。外から侵入し易い場所なら兎も角、キッチンだよ？どうやって入った？

　以前にも浴室や玄関、ベランダなんかには出没した事はありましたが、シンクにはネットが被っていて侵入経路は無いし、凄く不思議。それも伸ばせば6cmくらいはありそうな良く肥えた個体です。買った野菜にでも付いていたのがこっそり生き延びていたのかなぁ？それともハーブの小さな鉢に、古くから住み着いていたのかしら？

　どちらにしても如何に最近家のことが疎かになっていたか、の証明みたいなもの。ここは一つ気合いを入れて掃除しまくらなくっちゃ。働け働け！＞自分。

　ナメクジは牛乳パックに張り付けたままの状態で庭に置きました。ゆっくりで良いから、こちらが寝ている間に草木のある方へ去って行ってくれますよーに。

　昨日のタイトル、「まず一つ(ひとつ)」が「まずーっ」に見えて笑いました。どんだけ不味い物食べた？
　暑かった夏の間、1～2日を除いて本当に袖無しだけで過ごしました。半袖すら暑くて着られない、って夏は今まで経験が無かったように思えます。
　タンクトップか袖無しの毎日｡｡｡マッチョなおっさんかってくらい、肩も二の腕も出しまくり。

　思い返せばその間ずっと、小にゃんがおんぶをして来なかったことに気付きました。肌の露出度が高いから、掴み所が無くて飛び付くのを我慢してた、って感じ。
　長袖を着るようになった途端、以前のように「にゃるん」とかけ声一声中腰の背中にジャンプして、ちょっと得意気に豆猫を見下ろしてました。

　背中に猫を負ぶった体勢で「どこに行きたいの？」なんぞと相好を崩すこちらを尻目に、実のところただ「台」としてしか考えてないらしいんですけどね。ちと嬉しい。

　銀行からの帰り道、遠回りして写真を撮りながら歩いていたら、ちょっとした恐怖体験をしました。
　写真の房藤空木の前にさしかかると、あたり一面大量の蝶。大きな木のこれまた大きな花房を囲んで、嘘みたいな数の蝶が舞い飛ぶ光景は夢の世界のよう。Butterfly bushという別名に納得しながらしばらくほぉっと見惚れてたんですが｡｡｡

　花と蝶のコラボ写真を撮ろう、とカメラを構えたら、目の隅に特大の蜘蛛の巣があるのに気付きました。うぉ、もうちょっとで踏み込んでしまうところだった。ネットハウスの主は、親指と人差し指で作った輪ほどの巨大な胴体を持つコガネグモ(いや、それが♀の普通サイズらしいけどデカイのだ)。特徴のある網で、じっと獲物を待っているようです。

　ジョロウグモに比べればなんぼかマシですが、こんな大きいのはやっぱり不気味。慌ただしく花の写真だけ撮りました。うっかり蝶を被写体にして驚かし、逃げた拍子に蜘蛛の巣にかかった、なんて事になったらあとあと寝覚めが悪いですからねぇ。

　生態系に余計な手を出してはいけないと判ってはいるけれど、こんなデカイ巣では蝶に分が悪かろうと、上の方と下の方、張られた糸を1本ずつブッチリ切ったんですが、その糸のまた太くて強いこと。そのコガネグモがぶくぶく太っている理由が良く判りました。

　糸を切ってから蜘蛛の様子を窺うと、8つの目玉でぢっとこちらを見たような｡｡｡次切ったら飛びかかるよ、と脅されたような気がして手を引っ込め、そそくさと退散。嫌な汗がどっと出て、振り返らず逃げるようにその場を立ち去りました。アラクノフォビアを克服した気でいても、やっぱりこのテのデカイのは苦手です(汗)。

　ちなみに怖くて写真を撮れなかったコガネグモのお姿はこちら。コワイヨ～。

　ちょっと空気に肌寒さを感じるようになったこの頃は、避寒のお客様が窓から入って来られる事が多くなりました。洗濯物にもくっついてくるしね。
　今日もベランダに洗濯物を干している最中に、ふゎ～ん、と呑気に入ってきた黒い羽虫が、カカッと声を上げた豆猫の一撃を喰らい、止める間もなくぱっくりと食べられてしまわれました。あ～ぁ、カワイソ。

　虫を見ると、小にゃんは狩猟態勢の声を出すには出すけど、面白いおもちゃを見るように目で追うだけなんですが、豆猫にとっては虫＝飯。さっき食事してお腹なんか空いてやしないような時でも、おやつの蛋白質として召し上がるようです。

　本猫認識して食べるならまだしも、毒がある虫とか刺す虫とか、判ってるのかなぁ。変な虫食べてお腹こわさなきゃ良いんだけど。
　で。虫を食べたそのベロで、顔を舐めるのは止めてください！

　去年殆ど見かけなかったムカゴが今年は豊作です。一握りほど採って塩茹でして酒のつまみにしました。自然の恵みをいただくと、秋の深まりを感じますなぁ。