2009,09,04, Friday
開けた途端に勢い良くベランダに飛び出していった豆猫が、ベランダサンダルの辺りで何やらゴソゴソ。
あーまた虫を探して遊んでから喰う気だね?とサンダルを取り除けてみると、居ました。モンクロシャチホコの毛虫。無抵抗で這うだけの毛虫まで襲うとは…。あんたどれだけタンパク質に飢えてるんだい? 幸いまだ無傷だったので、木にそっと戻しました。 とここまで読んで、ここの主は毛虫なんぞを助けてバカじゃなかろか?とお思いの方もいらっしゃることでしょうが、助けたのにはれっきとした理由があります。 まずは虫好きであること。二つめはモンクロシャチホコの幼虫が、刺す毛虫では無いこと。そして重要な三つ目はこいつらが自分にとっての益虫であること。 真夏は八重桜の茂った葉が涼しい木陰を作り、葉の間から吹き込む風の温度を少し下げてくれる、と言う利点があるのですが、秋の枯れ葉は憂鬱の種です。 これからの季節、ベランダや庭にハラハラと降り敷く膨大な枚数の枯れ葉を掃除するのは結構な労力。さりとて掃除をしないで捨て置こうものなら、雨でベチョベチョに濡れるなどして最悪な状態になってしまうのは何度か経験済み。 その悩みを一気に解消してくれるのがこの毛虫さんたちなんです。丁度良い頃にやって来て、枯れ葉の元をはむはむしてくれるんですから、逆にありがたいお客様。 世間では食害とか不快害虫だとかを理由に駆除されているようです。南無。 なんでも花芽まで綺麗サッパリ召し上がるそうですが、なあに大丈夫!家の八重ちゃんは毛虫なんて歯牙にもかけず、毎春負けずにわんさと花を咲かせていますから。 |
2009,09,14, Monday
昨日の散歩の途中、川にかかる橋の上の電線で川面を見つめているサギ氏と遭遇しました。コサギかな?
高い線に器用に片足立ちする姿が青空に映えて美しい♪と、逃げないのを良いことにアングルを換えて何枚も写していたら、この方がやおら首を長ーく伸ばし、同時にオボ~とかボエ~とか、語呂合わせじゃないけれどオーボエのような音色が聞こえてきました。 何かそんな鳴き声をたてる生き物でもいるのかと思わず川を覗き込んだんですが、アヒルもガチョウも不在。え?って顔で同居人氏の方を見ると、アイツが鳴いてる、と美しいサギさまを指差しました。えーっ?サギってあんな鳴き声なのぉ? 美しいお姿はちょくちょく拝見していますが、声を聞いたのは昨日が初めてでした。いや、今思えば聞いたことはあったのかもしれないけれど、とても釣り合わない悪声に違う生き物の声だと思い込んでいたのかもしれません。あーガッカリした。 まぁね、美形=美声って決まりは無いわけだし、天は二物を与えず、とも言うし。 |
2009,09,15, Tuesday
前回で充分懲りたつもりなのに、またまたヒロヘリアオイラガ(何度書いても早口言葉に見える)にチクッとされました。今回の犯虫はなんと5mm強のおちび。
干し上がった洗濯物を振ってはたいて片手に抱え、物干しハンガー(あのピンチが一杯付いてるヤツ、正式名は?)をパタンと折りたたんだ時に、右手人差し指に痛みがピシッ。てっきり挟んだのかと思いました。 それにしては痛み方が変。これは、とすぐ気付きました。案の定ハンガーに小さい奴がしがみついているじゃないですか!空色のハンガーに青い柄のある黄緑色の毛虫、居ると判っていれば見えますが、気にしてなきゃ見過ごす範疇です。 見る見る腫れ上がる指の根元をしっかと押さえて、同居Guyに取ってきて貰ったガムテープを指に貼り、ベリベリと貼っては剥がしを数回繰り返して毒針の除去完了。洗面台で勢い良く流した水に晒すこと数分。仕上げに前回良く効いたアレルギールジェルを塗り塗りして治療はおしまい。犯虫が小さかったためか、対処が早かったためか、後から痛みや痒みも出ずにすっきり治ったようです。前回の経験は無駄じゃ無かったってコト。 それにしても越してきて十年お姿を見かけた事は無く、ここ数年で何度か目にしたけれど一度も刺された事が無かったのに、今年に限って何故2回も刺すかなぁ。 |
2009,09,18, Friday
ヒロヘリ(略してみた)ネタが続いてお目汚しですが。。。
先日来、洗濯物を干す時や取り込む時の目付きが尋常じゃなくなりました(爆)。八重桜の枝やアケビの葉や蔓をギロギロと睨めまわしてから仕事にかかります。 こんなにモノ凄い形相をしていると、下手したらどこかに通報されてしまうかもしれません。ベランダがよそから見られる場所じゃなくてホントに良かった♪ 今日もちょいと育った個体をアケビの葉裏に発見したので、鋏で茎からチョッキンして自由落下して貰いましたけど、あと何匹くらいと遭遇しなくちゃならないのやら。気付いたら下着に入っていた、なんて悲劇に遭うのは想像しただけでも恐ろしいので、洗濯物の取り込みは「表見て裏見て振るって畳む」。いつもの倍時間がかかっても、痛痒い思いをするよりマシ。 庭をそーゆー輩に解放していると、それらを捕食してやろうじゃないかと言う親切な奴らもやって来るんですが、これがまた恐ろし気な肉食の蜂たち。別の意味でベランダに出る気を削がれます。先日も慌てて室内に避難して網戸越しに様子を窺っていると、八重桜の周りをグルグルグルグル、こちらが疲れて目を逸らすまで一瞬も休まずに飛び回って毛虫探しをしてました。あのエネルギーを見ると、世に出回る蜂がらみの健康食品の多さも納得です。 |
2009,09,27, Sunday
ご心配なく。右の写真は決して衝撃映像じゃありません。…まぁある意味「衝撃」と言えなくもないけどね。
昨日散歩の途中で、道路にごろりと横になっているこちらの方をお見かけして、ベロは出てるし、この姿勢だし、一瞬ドキッとさせられましたが、逃げちゃうかな?と思いながら近付いてカメラを向けたところ、更にお腹を見せてポーズまで取ってくださいました。多謝。 一方は川にかかった、車は通れない細い橋。反対側はその橋で行き止まりになる道。数本接している道も大抵が袋小路で、近隣の車もまず通らない所とくれば、自宅の庭と同じ感覚で寛いで居られるのかな? 駅への近道なので人通りは多いけれど、確かに猫がのんびり過ごすには格好のロケーション。細い道を猛スピードで走り抜ける車に人もビクビクさせられている現状、猫など家から出した日には無事帰れる保証も無い環境から思えば、ちょっと羨ましい光景です。 喧嘩で蔓延する病気に苦しむ猫や、望まれずに産まれて疎まれる小さな命を思うと、外飼いには賛成しかねる自分だけれど、こんなに幸せそうな姿を見せられたら、昔のように猫が外で過ごせる事の方が本当は正しいのかもしれない、と少し迷います。 |