Airy*Mint

　先週あたりから義母が体調を崩したとのことで、急な呼び出しの病院通いに引き摺られました。
　2度の急患搬入で色々検査をしてもどちらの病院でも異常なし。ちと縮んでいるけれど脳は健康、血管も年相応の正常値、持病はあるものの特に急変した様子はない、とのことで、何が原因なのか担当の医師ともども首を傾げています。

　近いとは言え往復1時間以上の彼女の家に、毎回お呼び出しではこちらの生活が破綻をきたしかねないし、ずっと以前から説得しては「年寄りは動かない方が良い」とはね除けられていた、家の近くへの転居話にも、このところの不調で気が弱くなったためか、ようやく耳を傾けてくれるようになってきました。

　今日の午後、彼女分の買い物を届け、洗髪と肩もみとちょっとした話し相手をしたことで、訪ねた時と帰る時の様子がガラッと元気そうに変わった事や、原因の判らない不調も考え合わすと、疑わしきは老人性うつかも。頑張っているけど一人が辛いんだろうなぁ。

　ちょっとばかり日がのびて、寒いながらも空気に温もりが感じられるようになり、じみーに少しずつ春に向かっているのが感じ取れるようになりました。
　んー、そろそろ他の生き物に倣って動き始めなきゃなぁ、と気は急くけれど、2月いっぱい義母の体調不良モードに翻弄されて、引き摺られたようにこちらまで心身共にすっかり疲れ果ててしまったような状態。

　世間並みに温泉旅行、韓国旅行、お芝居や映画、デパートで買い物、凡そ同年代が好むとされている - つまり半世紀生きた女性に送られてくるパンフレットの内容みたいな - 事でリフレッシュするなんてのがこの場合、手っ取り早い回復方法なんだろうけど、生憎その方面はさっぱり興味なし。そのテの趣味はからっきし持ち合わせません。
　
　疲れちゃったなー、って時はとにかくお日さまと緑。日に当たってほっこり暖かくなった若い草の上を裸足になって歩きまわり、光合成と太陽光充電したいと先日から休みの度に計画を立てるんですが、当日になると何かと義母の用事が発生しておジャン。

　まーね、一応一人っ子の嫁だし、先方もまだまだ何かと大変な時だし、仕方ないっちゃそうなんだから、やる事はやるけど｡｡｡ちいともやもや。

　普段から、高尚なエコではなく節約のために出来る限りの節電をしていますが、更に節電、のお願いを受けて、今まで以上にシビアな節電生活中。
　幸い真冬じゃないから、寒いと言っても日中は暖房無しで我慢出来るし、掃除はワイパーや雑巾で拭けば済むし、日も延びて夕方までは何とか家の中でも灯りを点けずとも平気。

　仕事以外はメインPC以下各自PCの電源を落とし、家人の帰宅時間ギリギリまで外灯も玄関灯もOff。あら、まだ結構節電の余地があった。
　現場の方々の努力のおかげで、ありがたい事に今までのところこの地区の停電は回避されているけれど、大丈夫。一人っきりで夜遅く(これは暗いよ怖いよパニックになる可能性あり)以外なら停電も乗り切れそうです。

　準備をしたのに計画停電が実施されないと怒っている人の話を小耳に挟んで、旧約のヨナ書を思い出してしまった。なんか変なの。

　一番頭痛の種だった電車の不通は明日以降回避されそうな見通しだし、家にある期限切れ間近のストック食を使ってしまえるし、大好きな友人から数年ぶりで連絡を貰ったし。嫌な事ばかりではないさ。ミスチル聞こっと。

　○○もねー、△△もねー、って昔の歌のような状況になっているようです。
　家が前回買い物に出たのが通常どおり土・日。大揺れ翌日は目立った混乱も無いように思えたんですが、そう言えばどのカートにも水かお茶のP・Bが1～2箱入っていたし、丁度安売りで出ていたトイレットペーパーも各自2袋ずつ持っていたような｡｡｡

　買い漁りの原因はてっきり特売だからかと思いましたが、今考えればあれが買い占めの始まりだったんですねー。たまたま不要で家は買わなかったけど。
　翌日は紙おむつを箱買いしたり、粉ミルクを幾つも持ったりしている若いパパを多く見かけたし、いつも山と積まれた米はその時点で半分を切っていたと思います。

　パンが、卵が、牛乳が姿を消し、ガソリンスタンドも開店休業でガソリンどころか灯油も入手不可。その全てが被災地に向かうなら多少の不足は受け入れるけれど、本当に個々人が血相変えて我が身可愛さで買い込んでいるが故の不足だとしたら、凄く恥ずかしいんだけど。

　トイレットペーパーなら事態の沈静後、何年かけても大事に使やぁ良いさ、と鼻で笑ってやるけど、パンだの米だの買い占めてどうするつもりやら？近所の集積場に腐った食パンなんぞ捨てる家があったら晒しもんにするゾ！

　書いている途中、また数度の地震で中断しました。そんな地面の落ち着きの無さに加えて、毎日の停電や電車の運行不安や燃料の品切れで、この辺りの人間だって相当参っているのは重々判るけど…判るけど落ち着け＞自分も。

　金子みすずは好きだけど、地震以来延々と流されていた(最近は随分減った)ACのCMは苦手でした。
　元々イヤだった、誰も彼も一緒くたに押し付けられる道徳臭というか、資料で目にしたり祖母から聞いた記憶のある、センジチュウを彷彿とさせるというか。
　なんかこのズラズラ並んだ理事の顔ぶれみたら尚更ちょっとこーなんかなぁ、みたいな。

　言いたい趣旨は至極ごもっともで、普通の生活を営む人なら言われずともごく当たり前にしている事だから、何も今のいま、あれほどしつこく流す必要性があるのか？とか、例えれば昔、気くばりのすすめを読んで感じたイラッとした気持ちに通じるような。
　え～し～♪で気持ちが悪くなったクチじゃありませんが。

　Guyらの小さい頃クラスにいじめがあって、急遽「私と小鳥と鈴と」を教材にして親子で考える授業をやってくれた先生がいました。いじめた側の子どもらもうるうると涙を流して一件落着かと思いきや、翌日にはまたいじめが再発した、というオチ。
　性教育と道徳は、各家庭の観念に基づいて親がしっかり教える事で、十把ひとっ絡げで教えたところで身には付かないだろう、と思いますが。