Airy*Mint

　19年以上一つ屋根の下で暮らしてくれた、H.N猫又氏　こと　くろべーさんが、今朝4時20分に身罷りました。
　猫の標準寿命をとうに越え、20年近くも傍に居て貰えたのだから、いつでもと言う覚悟だってちゃんと出来ていたつもりだったのに、いざとなるとだらしないものでベソベソしてばかり。
　走馬燈のように、と言うのは旅立つ側の話の筈が、初めて会った19年と3か月前の頃からの思い出の断片が、波のように寄せては泣き、やがて静かに引いていく、の繰り返しです。
　はたからは長生きと言われても19年生きれば20年、20年生きればあともう少し、と強欲な「ヒト」は願ってしまうんでしょう。キリがないのに。
　
　　　　　　

　　9月初旬から何となく様子が変になり始め、2週間ほどで今日を迎えました。ついこの間まで大食い魔神の異名を取っていたのに、流動食～更に薄めた流動食を経た最後の食事は薄いスープをほんの少量、シリンダーで与えることしか出来ませんでした。来年の春には20歳。尾頭付きの(小)鯛でお祝いしようと約束したのにな～。切ない。

　転居前から一緒だった2匹の猫と2匹の犬を見送り、こちらでは2匹の仔猫育てに協力を惜しまず、それでいて自身も仔猫のような甘ったれのくろべーは、育てた2匹の成長ぶりを見届けて大往生したのだ、と痛む胸に言い聞かせ、溢れる涙をなだめることにします。

　超写真嫌いで、カメラを持つとそそくさその場を離れるために、くろべーさんの写真はいつもどこかピンぼけ。古着やらを入れた箱から中身を出して入り込んだ所を現行犯で見つかった時の、間の悪い写真が一番良く撮れていました。
　猫又のH.Nを持つにしては「ぐあん」(ヒトにはご飯と聞こえる)ばっかり言ってたけれど、本当にとびきり頭の良い猫でした。家中のドア・窓・引き戸・ストッカーに鍵が付いているのは、君が超一流の鍵開けストだったからだもんね。

　長い間一緒に居てくれてありがとう。お疲れさまでした。ゆっくり休んでください。

くろべーさん、残念です。悲しいですね。。。
いつも寄り添っていてくれた猫がいなくなるという喪失感は大きいですよね。
でも、あまり苦しまずに逝ったのでしょうか。それが救いです。

くろべーさんのご冥福をお祈りします。

猫又氏、くろべーさんと言うお名前だったんですね。
名前の通り綺麗に真っ黒ですね。
長い間側にいた子が急にいなくなるとポッカリ心に穴が開いちゃいますよね。
Mintさんもご家族もお辛いでしょうが、思いっきり悲しんだ後は
よい思い出を沢山して思い出してあげてください。
くろべーさんのご冥福をお祈りします。

はっかもすさん、お気遣いありがとうございます。

喪失感＜そうですね。
20年近い年月、そこに居るのが当たり前の生活でしたから
「居ない」現実に慣れるのには少し時間がかかるかもしれません。

人間の大往生のように、眠ったまま行かせたいと願っていましたが、
私の勝手なお節介で最後の最後に少し苦しませてしまいました。
何をしても、何をしなくても、結果的には悔やむのだと思いますが、
他の猫たちのためにも前向きに、と自分に気合い入れてます。

やよいさん、お心遣いありがとうございます。
真っ黒＜はい。後年少し白髪が交じりましたが、肉球も黒い「烏猫」です。
本名は…easyでしょ？飼い初めに命名で家中が紛糾しまして。
一時はMidnightshinestarとかnightmareなんてのも候補に挙がってたんですよ。

そうですね。ペットロスで苦しみ続けていては申し訳ないので、
今は辛いけれど、いつの日か笑って思い出話をしたいと思っています。