2013,09,26, Thursday
いや〜、待って待って待ちました。苦節17年。春に試みたナンチャッテ人工授粉が功を奏して、ヤクザな木通がついに10個ほどの実を付けました。
ヤレ嬉しやな、と喜びつつも、大きくなっても皮がいつまでも緑のまま。それなりに大きくなったはなったけれど、こりゃ食べられるような状態にはならないのか?と数日前までヤキモキしていました。 ところが・・・さんざっぱら待たせたから呑気な性格なのかと思いきや、皮が紫に染まらぬうちに幾つかパカリパカリと口を開けてしまったのです。どーした君ら? 木通と言ったらあの美しい紫の皮が特徴なのに、どう見てもまだ熟していない色。それでもパッカリと開いてしまった初めて出来た実が、虫や鳥に持っていかれるのは忍びない。食べたら不味かった、を覚悟しながらハサミで切り取りました。 暫し眺めて感慨に浸った後、恐る恐るスプーンで掬ってひと口。おっ?味はちゃんと木通しています。口に含んで種の回りを刮げながら食べる。ってこの手間が無かったらもっと嬉しいのに、は脇に置いて、シツコクない優しい甘さを堪能しました。 本音を言うと待ち草臥れてしまったし、そのくせお隣にまで越境しようと繁る枝の手入れはそれなりに面倒だし、何度か諦めようかとも思っていたのです。それでも毎年律儀に顔を見せてくれるアケビコノハのお子さんたちが、この先路頭に迷っては可哀想だと半ば放置の気持ちでいたんですが。待っていて良かった〜♪ と言うか、もっと早くに人工授粉すれば良かったんじゃね?<自分。 |
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