2010,08,03, Tuesday
夏前にグリーンカーテン兼用として植えた、胡瓜もゴーヤも今年は惨敗です。水をあげてもあげても強い西日に焼かれ、葉も根もチリチリ。
胡瓜は小さいまま乾涸らびた数本と、やっと育ったひねこびたような小ぶりのが1本。ゴーヤに至っては立ち枯れ状態で花すらろくすっぽ咲きませんでした。楽しみにしていたのに…がっかり。 どうやら今年はプロの農家さんも散々だそうで、野菜の値段は日に日に高騰しているみたいです。レタスを例にあげたニュースの解説によれば、夏前の長雨で根が傷んだところへ記録的な大暑で、畑に植わったまま腐る物あり、日焼けで枯れてしまう物あり、とどめに雹まで降って、収穫間近の玉が軒並み割れてしまったとのこと。 よしんば無事に育っても、高温による障害で玉がしっかり巻かないために商品にならないようなのが殆どなんだそうな。 そう言えば先日、生産者名入りの北海道産人参を買って、切る時少し固い気がしたけれど圧力鍋だから大丈夫だろうと調理した際、真ん中部分と外側は柔らかく煮えたのに、その中心と外部の境目に薄い板のような芯が煮え残って結局避けて食べました。人参ってそう当たり外れ無いと思ってましたが、板のような芯がある人参を食べたのは初めて。 プロですらそんな状況では素人のこちとらが何をか況や、です。可哀想に。 可哀想と言えば写真の紫陽花。花の時期は短く、花色も悪いのが多かったように思います。一番ワリをくったのは、雨が大好きなこの花だったかも。 お盆過ぎには平常に戻るだろうって話ですが、それまで野菜の調達に苦労しそう。 |
2010,08,06, Friday
夏になる少し前、梅干し作業が一段落したあたりで今年も糠床を仕込みました。
本格的にするなら塩をたっぷり被せて休眠、季節になったら起こして使うのが正しいんだろうけど、ご先祖様から代々伝わった糠床も無いし、自分の衛生管理に自信が無いので家では毎年糠床を新調しています。味の奥深さとは無縁、歴史の香りもしません。 で、下漬けを終えて本漬けの胡瓜やら茄子やらを入れ始めた頃に、珍しく全国一斉のような梅雨明け~一気に本格的な暑さ、ってな具合で、糠床の熟成が急激に進んでしまったらしく、朝漬けた野菜が昼には漬かりすぎというアクシデント。 何度か試みたんですが、毎回約2時間もあれば古漬けの出来上がり、でした。 実際には古漬けになっているんじゃなくて、組織は浅漬け以上に生っぽいのに、味だけがしっかり染み込んでしまっている状態。ちっとも美味しくない! 一昨年、昨年と上手く出来たのに、今年は残念な結果。手入れを怠って虫でもわいたらそれこそイヤなので、すっぱり諦めて捨てる事にしました。 糠漬け上手だった義母は、手入れが億劫になった、と長く使った糠床を惜しげなく捨てた人なので、嫁として我が家の糠床を引き継げなんて事は幸い言われませんでしたが、厳めしいお姑さんから、これは旧家代々の糠床よ、なんて譲られた物だったら大変なコトだったと考えたら、暑さの中背筋がゾッとしました。はいはい、潔く来年に期待しよう。 |
2010,08,07, Saturday
隣家境界のフェンス際に植えたブラックベリーが勢い良く無遠慮に伸びるので、お隣の迷惑になるからと刈り込んでしまってからもう数年が経ちます。
当のお隣さんに株分けした木は毎年ワサワサ実を付けるのに、親株はそれ以来、花も咲かなきゃ実も付けない。拗ねむくれてしまったかのように葉だけが茂るので、抜いてしまおうかとも考えていました。 今年、何年かぶりに可憐な花を咲かせ、久し振りに付けてくれた実が↑の写真。 数はホントにちょびっとで、まだまだ以前のようにジャムを作るには至りませんが、復活してくれただけでもありがたい。来年、再来年、少しずつでも増えていってくれると良いな。 |
2010,08,26, Thursday
玉が巻かずに10枚くらい濃緑の葉っぱが芯に張り付いているようなレタスや、イヤに固くて不味い人参、中がスカスカで歯触りの悪い長ねぎetc.<最近スーパーで売られている野菜はこんなのが主流です。
例年なら溢れる程の品数もぐっと少なく、おまけにそんな野菜なのに値段は普段の倍ほど高いの。買うのに抵抗感じちゃいます。 梅雨頃から続く天候不順のニュースを見ていない訳じゃないから頭では理解しているけれど、実際目にすると調理意欲も沸かない。いつもならこの時期、山盛り一山100円の札を付けられた茄子やピーマン、胡瓜なんかも並んで、これはこれで使い切る方法に悩むんですが、今年はそんな夏物野菜も引き摺られているのか、こちらもお高い。 この野菜パニック、終結して美味しい野菜を腹一杯食べられるのは一体いつになるのやら。農家も大変なんでしょうけど。 写真は近くの無人販売で入手したまくわうり。名前は聞くけれど、食べたのは実は初めて。うーん。個体差はあるんだろうけど、不味めのメロン、って感じでした。 子どもの頃見たお話の本に度々登場して、美味しそうにかぶりつかれるのを見ていたから、凄く美味しい物だと思ってたんですが。多分期待が大きすぎたんだろう。 昨日の写真は京都大原で売られているらしい「アイスきゅうり」を模したモノ。板ずりをしてアイスキャンディーのように真ん中に竹割り箸を刺し、冷凍庫で暫く冷やしてから食卓に出す、という簡単なプロセスのわりには家人たちから大絶賛でした。 |
2010,09,09, Thursday
二本ほど地植えにトライしては結局苗のまま枯らし、やっと大きく育ったこの写真の木も蟻の巣にされて、庭に植えるのを断念した無花果。発想を転換して昨年、鉢植えに仕立てる事に挑戦しました。
植えたばかりの年は小さな実が数個付いたきり青いまま落ちたので、鉢植えでは無理かと思っていたら、今年は大きな実が10ばかり結実♪ 赤くなるか?まだかまだか?と気を揉んだけれど、鳥にも蟻にも気付かれずに立派に完熟しました。。。いや、ちょっと熟れすぎた。 写真を撮ったあと、もぎっとむしって二つに割き、口に運ぶと…旨し! とろ~りとクリーミーな甘さは木熟しならではです。お店で売られている、遠方で熟し切らないうちに収穫されてから追熟させたモノとはひと味もふた味も違う。小さい頃、庭の木からもいで食べたそのままの美味しさを思い出しました。 この美味しさをあと8回も楽しめるのか~♪と甘い余韻に浸っていたら、アレ?熟しすぎて落ちたらしいのが1個、黒く萎びて転がってるじゃないですか! 西側ベランダの水やりは同居人氏のjobなんですが、無花果に興味が無いので見逃した模様。つまり初めて熟した1個めを食べ損ねたんだ、と後から気付いてガッカリです。 次からは少し色付いてきたら早めに報告するように言っとかなくちゃ。 |