Airy*Mint

　今年もちょびっとだけ摘ませて頂きました、八重桜。開ききった花は作業途中で花びらがばらけちゃうので、咲いたばかりの一番初々しいのを数輪。
　明日は満開だ！ってな風情のをブチブチ切り取るオバサン｡｡｡なんと罪深きこと。たまーに桜湯が飲みたいとか、ちらし寿司に飾りたいとか、絶対に必要でも無いことのためにムゴイ事するなぁ。→自分。

　貝の調理が出来なくなったと同じ理由の苦手な作業。来年はもう摘まずにおこうか。

　ここ数年恒例になった、八重桜の塩漬けを作る行程の第一回を今日終えました。そもそも義母の要請で始めた塩漬け、最初のこの、花を摘む作業は、毎年やっても慣れるどころか気が重いこと重いこと。
　満開前の、うら若い乙女のような花を一つずつ枝から切り離す時は、まるで意地悪なばぁさんが若い子を苛めてるみたいでヤーな気分。はぁ〜。

　これが薬だとか食べ物だとか言わば必要不可欠な物を作るために、ならいざ知らず、純粋に桜湯を飲みたい、という嗜好のために一度きりの花の命を中途でもぎ取るのは、なんとも疚しい気持ち。去年もほぼ同じようなこと書いてました。進歩ナシ(汗)。

　今年は一輪一輪にゴメンナサイしながら、50輪だけ摘みました。犠牲になった花たち、とびきり美味しく漬けるから勘弁してくだされ。

　数日前から店頭にらっきょうが並びだし、目が合う度袋の中から「早く漬けなさいよ！」と急かされているようで気が気じゃありません。
　今年は春先の変な陽気のせいか、花の咲くのも農産物の出回り時期も、いつもの年より気持ち前倒しのように思うのは気のせいなんだろうか？この分じゃ6月を待たずに梅も出まわるのかなぁ？

　梅干しのストックがあるので漬けたり休んだりの梅作業、今年は漬ける予定の年なので、今から青果売り場を通る際に気に掛ける日々です。容器の準備とか干す場所の確保とか、諸々準備からして慌ただしく、漬ける前から凹みそうな気忙しい初夏の宵。

　野菜がね、買ってきて数日でテロテロ溶ける季節となりました。冷蔵庫に入れてある胡瓜やレタスも、ほんの数日でしんなりペチョぺチョ。何度もダメにした反省から、次に使う予定の無い残り野菜は端から漬物にする事にしています。
　大抵は粗塩と塩昆布をまぶして浅漬けに。今日は残ったプチトマト消化目的でピクルスにしました。

　リンゴ酢1Cと白ワイン1/2C、粗塩小さじ2、砂糖大さじ2、クミンシードにキャラウェイシード、粒黒胡椒にクローブ、荒く切り目を入れたローレル1枚と、半分に切って芽を除いたにんにく3個分を合わせて煮立て、室温程度まで冷ます。

　鍋に湯を沸かして、甘くて黄色いプチトマト、胡瓜、ラディッシュ、新玉ねぎ、人参を固さに合わせてそれぞれ30秒前後加熱。←殺菌と味が馴染みやすくするため。ざるに開けて水気を切ってから保存瓶に移し、ピクルス液を注いで密封し冷蔵庫へ。

　食べ頃は明後日くらいかな？崩れて液を濁しやすいプチトマトは最初に取り出して食べちゃいます。美味しく漬かってくれますように♪

　先日漬けたピクルスの中に入れたにんにくが、二日程で綺麗なコバルトグリーンに染まっているのに気付きました。え？なんじゃこりゃ？
　思い付きでピクルスににんにくを入れたのは今回が初めてだったので、食べて良いの？それとも毒？と気になって検索したら･･･出るわ出るわ。何でも青くなるのが普通の反応らしいのです。

　へーびっくり。にんにくの成分とお酢が化学反応を起こす、とかってありました。＜詳細はググるとたくさん出るのでここでは割愛しますが、一時期にんにく酢とやらが流行った(TVでも取り上げられていたらしい)ことがあったそうで、コバルト色のにんにくがギッシリ詰まった瓶詰めの写真をアップしているサイトもたくさんありました。

　あー、欲しいよソレ。見た目も綺麗だし味も良いらしいし、更に健康にも良いとのこと。早速まねっこして、うどん県産の新にんにくを2個もりもり皮を剥き、瓶に詰めて口切りまでお酢を注ぎ、早く青くなぁれ、とワクワクして待つこと数日。

　それから今日で約1週間経つんだけど、残念なことに家のにんにくたちは未だ真っ白なままです。ピクルスに入れた青森産は綺麗に発色したのになぁ、成分違うんかな？