2009,12,28, Monday
Guyらが小さかった頃家の近くを、ラーメン屋さんがチャルメラを鳴らして通る事がありました。
チャルメラと言っても録音された音を延々と流すもんだから、妙に音程がマイナーコードになっていて、夜更けに聞くととても気持ちが悪いの。 多分軽トラで回っているんだろうけど、気味が悪いので窓から覗いた事もないんですけどね。 子どもにとってはコレがもっと恐怖の対象だったらしく、そのうちチャリラと呼んで恐れるようになったので、遅くまで起きていると「ほらほら、早く寝ないとチャリラが来るよ」と魔法の脅し文句に使ってました。効果覿面、顔色を変えてぴゅーっとベッドに潜り込んだものです。 前に何度か書いたように、以前の家と今の家は車で2~3分の距離。いっとき耳にしなかったあの録音チャルメラが、何の因果か最近また聞こえて来るようになりました。以前と同じ調子っ外れの不気味な音。ほら、と確認したら、本人たちはとんと忘れちゃってるみたいです。まー、トラウマにならなくて良かったってコトで♪ 先日その音が聞こえた時に、豆猫がぴっと耳を立てて何事かと窺う様子をみせました。 お?お前もこの音が苦手?ドアチャイムのピンポ~ンが苦手な小にゃんと、チャルメラを不審がる豆猫。録音しておいて、悪戯した時に最終兵器として使えればしめたもんですが。 |
2009,12,30, Wednesday
中学生の頃家に、小さくて真っ白で人懐っこい雑種犬がいました。ハモニカを吹くと合唱もしてくれるお利口さんだったんですが、ある日近所に住む親子の散歩について行ったまま迷子になった事がありました。
捕獲されているかと何度も保健所に足を運んでも見つからず、数日後帰ってきて縁の下に隠れているのを発見しましたが、怯えて出てこない。 暗がりに隠れようとするのを何度も呼んで、やっと這い出た姿を見ると、どこかで事故にあったらしく、片足が血だらけでした。 抱えて駆け込んだ動物病院で緊急手術を受け、幸い命に別状はないけれど後ろ足を1本切断。3本足での散歩を好奇の目で見られながらも数年生き続けて子孫も残しました。 自分の中のマイナーな時期と重なるので、その辺の記憶は十把一絡げで忘れてしまっていたのに、早くに家を出たために最後も知らぬままになった事などをふと思い出して、一人でえらくしんみりしてしまいました。年の暮れだからかなぁ? まさに巨星落つ、だった今年。各局の追悼番組も取捨選択に惑うのでは?と少々気になりつつ、自分の中の追悼に暫し思いを馳せた夕暮れでした。 |
2010,01,14, Thursday
寒さに弱い体質なので、冬、ましてや明け方なんぞは今迄嫌悪の対象だったんですが、このところ若干不安定な睡眠のせいで明け方目覚めた時など、ほんのりと赤みがかった雲など見て、あー寒いと布団の中に潜っては見られない光景だなーといたく感動しています。
実際いつもより幾分か寒さが平気(な気がする)。肌着のお陰?それとも脂が乗って耐寒性が増したとか!? それにしてもシーズン前の予報では暖冬だと喜ばせておきながら、何でしょ、この強烈な寒波は。言うに事欠いて「春が早いので結果的には暖冬です」なんて曰う予報士に至っては、恥知らずと呼んで差しあげたくなります。間違えましたごめんなさいも言えないのか! 寒さが少し平気になったとは言っても、PC前では相変わらず足元コタツ+膝掛け仕様ですが、家事を済ませてその状態になった途端、どこからか小にゃんがやって来て膝の上に陣取ります。小にゃんの幅分腰は後ろに引かなきゃならなくて只でさえ座りにくいところへ持ってきて、この冬は豆猫までも参入し、あろうことか膝の上で丸くなって眠る小にゃんの上に飛び乗り、同じように丸くなって眠り始めます。鏡猫かいっ!? そうなるともう猫越しにモニタ見るようだし、キーボードには手が届かないし。。。うー、ダメだこりゃ。どうにか工夫して、猫らだけで暖まれる仕組みを考えなきゃ。 |
2010,01,17, Sunday
数日前、家族4人が揃ってリビングで談笑していた際に、誰言うともなく「今夜は暖かいね」「熱くない?」「熱い」。。。え?リビングの暖房は設定温度が17度、めっちゃ寒いねって日でも上に乗りたがる猫の肉球に配慮して19度までしか上げない事にしています。いくら狭い場所に4人が集まって押しくらまんじゅうしたとしても(してないし)、そんなに熱くなる筈なんてないのに。
もしやと設定温度の表示を確かめたら、なんと30度!慌てていつもの温度に戻しました。犯人は小にゃん。平気な顔でぬくぬくと上に座ってましたが、熱くなかったんでしょうか? 猫らに乗られても設定を変えられないように、いつもはチャイルドロックをかけておくんですが、ボタンを3秒以上押し続けないとロック出来ない、その3秒がまだるっこしくて、見える所に居る時などたまーにさぼってしまう、そのたまーにをつかれたようです。 ロックしていてもスイッチは切れるので何度か消されてしまった事はあったし、数回のロックし忘れに1~2度上げ下げをされた事は今までもあるけれど、ここまで大胆に温度を上げられ、しかも全く気付かないのは初めての事でした。危険防止のためにもロックの徹底をせねば。初めて30度に設定されたファンヒーターが一番驚いただろうけどね。 |
2010,01,23, Saturday
お日様がほっこり差し込む窓の外、ふと何かが動く気配に外を見やると、まだ新芽の固い八重桜の枝に、見たことの無い鳥の姿がありました。それも二羽。
見た感じ少し大きめの雀くらいでちょっとスマート。背中の柄はくっきりした黒白の縞模様で、頭の形が微妙に角ばってて、何より動きが変。枝を縦に掴むようにしながらチョッチョと上に登っていきます。 何だろ?野鳥を掲載しているサイトで特徴から調べたら。。。コゲラだって。一番小さい啄木鳥だそうです。へ?啄木鳥が庭に来てるの?確認しようともう一度覗いたら、あ。細い八重桜の枝を懸命に突いて、何やら虫を穿っているご様子。TVでしか見たことのないシーンを目の前で実演してくれました。やった~♪ 外で遊べない猫らの退屈しのぎになればと、ベランダの花台に、柿や林檎や蜜柑など季節の果物や青菜、時に穀類などあれこれ置いています。餌は減っているから何某かは来ているとしても実物を目にすることは今まで滅多に無かったんですけど、いつの間にかメジロや四十雀もやって来て、庭は束の間の野鳥観察スポット。 ガラスと網戸越しでは鮮明な写真は望めないし、さりとてカメラを掴んで窓を開けたら飛び立ってしまうだろうし。写真を諦めて、カ・カ・カ、ニ、ニ、ニと奇妙な声で鳥に呼び掛ける猫らと一緒にゆっくりバードウォッチングを楽しみました。また来てくれるとイイな♪ |