Airy*Mint

　エレベーターを降りたすぐ傍のおつとめ品コーナーに、なにやらちょっとした人だかりが出来ていました(と言っても主に高齢女性が5〜6人だけど)。ナニが安いの？と覗き込むとそこには真紅の苺の山。袋にいっぱい入って200円ポッキリ！わ。コレ買うでしょ♪
　ヘタの付け根まで真っ赤に熟して、ワタシ明日は腐ります、な風情。如何にも甘そうです。

　買い物から帰ってTVを点けると、先日の雪で大きな被害を受けた秩父の苺農家が、ハウスに残った苺を無駄にしないように摘み取って出荷したというシーンを丁度やっていたので、え？もしかしてコレがそう？と改めて袋を見るとこちらは栃木産でした。

　同じような経緯で、不本意ながら一気に出荷する必要があったか？丹誠込めて作った綺麗な苺を安価で頂くことが出来たのは勿論嬉しいけれど、心の片隅にチラチラ顔を覗かせる申し訳なさが濃厚な苺の味と入り交じって、ちょっと複雑な美味しさでした。

　青果売り場に並んだスナップエンドウの鮮やかな緑を見て、ああ、春だなぁ、と嬉しくなりました。外はまだまだ風が冷たくて、春は名のみなんだけどね。
　今日行ったスーパーではコレ、「スナックエンドウ」の名称で売られていました。自分はスナップエンドウだと認識しているけど、名称はまちまち。同じ物なのに、どっちが本名？

　Wikiによれば、正式名称は「スナップエンドウ」とのこと。スナック〜の方は商品名って感じらしいです。ポチンパチンと齧る時の音からスナップ、スナック感覚でつまむ豆だからスナック、か。どちらも正しそうだからどっちでも良いけど。

　国内産の新鮮なのがワリと手頃な価格で出回っています。絹さやよりゴツい筋をグイグイ剥いて、緑色が深まるまで軽く塩茹ですれば出来上がりの手軽さも嬉しい。

　椅子の背に膝掛けを置いて席を立ち、暫く経って戻ってみると膝掛けがもにょもにょ動いている。何だ？と思って覗き込んだら中身は小にゃんでした。
　膝掛けを上手に背から座面に置きなおし、中に潜り込んで例のモミモミをしていたんです。そうせざるを得ないほど今日も寒いからねー。外から見たら中の小にゃんは見えないから、まるで自動式膝掛け。

　返して、とオニのように取り上げることも出来ず、別の椅子と厚手のクッションを持ってきて、自分の座る場所だけは確保しました。足元がスースー寒いけど、まーしょーがない。毛足が短くてふっくら感のない、超寒がりの君に今日は譲るよ。

　気が済むまでモミモミしたあとは、膝掛けの隙間から頭だけ出して気持よさそうに眠ってしまいました。お気に入りの膝掛けなんだからヨダレなんか垂らすなよ。

　一日大荒れに荒れた空模様でした。ゴミ出しの途中でポツリポツリ降りだしたと思ったら、家に戻って間もなくバタバタと大きな雨音。時間がちょっとずれていたらずぶ濡れになるところ。あーあぶなかった。
　その後は強風も吹きだして、外で何かがドタンバタンと風にあおられる音も聞こえます。ベランダのラティスかなぁ？怖いから確認もしなかったけど。

　夏の終わりか、秋の始まりの台風みたいな天候って、この季節には珍しいのじゃないかしら？冷たい暴風雨、通り過ぎたあとは少し暖かくなってくれれば良いのだけれど。

　静かな午後、どこからか奇妙な音が聞こえてきました。ブブっ(数秒)プ〜プ(数秒)ググ、みたいな。
　え？何の音？途絶えては聞こえる音に、最初は誰かが近所で悪戯でもしているのか - ブーブークッションみたいな物の音に聞こえた - と訝しく思いましたが、キョロキョロして遂に音源を発見。何のこたぁない、三毛ママの鼾でした。凄い音だね。

　外に居た頃、追い回されて逃げる際に、飛び損ねて塀にぶつかったり、道路に顔を打ち付けたりしていたのを何度か目にしたので、鼻の骨がどうにかなっているのかも。

　来たての頃布団に粗相をされてから、夜は寝室のケージで寝かせていたのですが、狭い中で寝ている姿が何だか哀れで、少し前からケージから出して寝床に招き入れたのは良いけれど、鼾が煩くて同居人氏は時々目覚めるそうです。私は熟睡してるけどね。

　鼾の騒音のみならず、時々その音が人の声に聞こえる事もあるとは何度か聞いていたのですが、今日初めてうにゃむにゃというその音を聞きました。うーん、本当に女性が何か呟いているかのように聞こえます。夜中にコレは怖いかもナ〜。