文化の伝播
おぼろ昆布 20数年前に関西の知人経由で初めて存在を知って以来ずんずんと勢力を伸ばし、いつの間にか節分に出回るのが当たり前の光景になった恵方巻き。
 あんなに長い太巻きを、家族が揃って恵方を向き黙々と丸かぶりする、なんてのを想像するだけでも喉がつまって息苦しくなるので、自分には一生縁が無いものとずっと思っていました。

 大体具の寂しい小さめの物でも400円前後、高級な海鮮を使った大ぶりな物が千円超、普段だったら500円も出せばお釣りがきそうな一般的な物が700円前後。
 いくら縁起物だからってボリすぎじゃね?とはなっから買う気にもなりません。

 ところが当日になって同居Guyが、「帰りに買ってこようか?」だって。本気で食べれると思うん?(何故関西弁?)と聞くと「うん。」と即答。喉につっかえるんちゃう?(だから何故関西弁だ?)と畳み掛けると「大丈夫だよ。」ふーん、食べたいんだ。

 こりゃポリシーを脇に避けて用意してやるっきゃないか。巻き寿司に使えそうな物は?と冷蔵庫をチェックして、マグロすき身(冷凍)、卵、胡瓜をチョイス。カニカマと沢庵を買い足し、半幅の海苔に酢飯と具材を乗せ、ずんぐりした太巻きが完成(笑)。

 一応ね、しました。北北西を向いて黙々と。それぞれの願い事、何だったのかな?

 ※ずんぐりした太巻きは無言で腹に入れてしまったので、写真は好物のおぼろ昆布。コレは富山生まれの祖母からの伝播、なのかも。
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| 美味しいもの::そのほか | 06:09 PM | comments (0) | trackback (0) |
 

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