うなぎの受難日
夏バテですか? 昨日行ったスーパーは、どこを見ても鰻の垂れ幕とノボリに埋め尽くされていました。ああ、そう言えば「土用丑の日」だったんですね、源内先生。
 家は買い物の前に夕飯の支度をしてしまったので、この日に合わせて大量虐殺された鰻さんに瞑目して素通りしましたが、平台に山と積まれた茶色いモノに蟻のごと善男善女が群がっていました。

 昨日どれほどの日本人が鰻を食したのか、考えたら寝られなくなりそう(笑)。それは兎も角、200年以上昔のキャッチコピーが現在も活きているって凄い話です。当節のソレの寿命は、せいぜいが年末の流行語大賞まで。年を跨いだら死語扱いですからねぇ。
 
 手土産に貰った蒲焼を「カバ」の肉だと冗談で聞かされて以来、蒲焼は大人になるまで一度も口にせず - 尤も当時はそうそう食べられない高級品だったけど - 大人になって食す機会を得ても、あの甘くどいタレとホロホロの食感がどうにも苦手な食べ物でしたが、ある店で関西風の蒸さない鰻を食べてから認識が変わりました。そうは言っても土用丑の日にゃ必ず鰻、ってーほどには染み付いちゃねーけどヨ(急に江戸っ子)。
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| 美味しいもの::そのほか | 11:35 PM | comments (0) | trackback (0) |
 

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