Airy*Mint

　昼食後の同居人氏に途中まで便乗し、写真撮影を兼ねて家まで戻る散歩のあと、ベランダから身を乗り出してお隣まで野放図に伸びたアケビの蔓を切り終えると、シャツを透かして中身が見えるほど汗だく。
　時間差風呂はガス代も水もエコじゃないけどな～と心の隅で呟きながらも、結局汗をかいた不快感には勝てず、串田孫一の古い文庫本を手に浴室へ。

　浴槽に浸かって本を読むのに照明が要らない時間の入浴なんて久々のこと。ドアのガラスに夕焼けが映し出す模様が刻々と変化していくのが面白く、本を閉じて暫く見入りました。
　着替えもそこそこに窓から外を見ると、良く熟した季節外れの酸漿のような夕日が、今まさに向こうの家の屋根に沈む所です。あー何と贅沢な時間。たまにはこんな日も無くちゃね。

　十薬(ドクダミ)は4枚の苞が十字に交差しているもの、とずっと思い込んでいたけど、これは5枚。四つ葉のクローバーではないけど、ちょっと幸せな気分♪

　先日薔薇を剪定して、纏まりのない枝をアーチに括ろうと棕櫚紐を探した際に、いつものように法則が発動しました。数ヶ月前まで暫く棚の目に付く所に置いてあって、邪魔だからと物入れに片付けたばかりなのに。
　しまったと思っていた場所では見つけられず、手当たり次第他を探すと、見当違いの所からひょこっと出てきました。これって家の掟なのか？

　いやいや、記憶力の低下を疑うべきなんでしょうけど、ここまで多発するのは片付けが根本的に下手くそなのだと自負しています。彼方から此方へと片付けもせずに移動していく小さな女の子の後ろを、玩具を拾いながらついてきてくれた祖母の姿がふっと浮かびました。
　目を瞑っても引き出しから目的の物を出せる特技を持っていた祖母の、欠片でも遺伝すれば良かったのに…整理上手は全部叔母が受け継いじゃったみたいです。羨ましい。

　物入れの扉に内容物を書いたラベルを付けるとか、内箱の一つ一つにシールを貼るとか、んにゃ、いっそのこと中身丸見えの透明扉に付け替えるか。

　山盛りの洗濯物を三度に分けて洗い、朝日に目を細めながらせっせと干したのに、昼前から曇った空が雨を落とし、大量の生乾きたちがそっくり出戻り。
　…と書き始めたんですが、小１時間も経つか経たぬうちに雨雲が嘘のように消えて、青空。おまけに超爽やかな風も吹いてるっ！慌ててもう一回干し直し、終わったのは4時近くでした。激徒労な気分。

　寝室のドアにべろんとぶら下がった肌掛けを筆頭に、各部屋のドアに余さず何かしら引っ掛かっていた先程までのうっとーしさを思えば干し直しの労力など必要経費みたいなもんだけど、普段の3倍×2回＝6回分、やっぱりちょっと疲れたかも。

　この時期になると購入を検討する除湿乾燥機ですが、口コミなんかを見る限りでは「メーカーが謳っている程の効果は無い」的な意見が多くて、いまひとつ乗り気になれません。
　一応エアコンにも洗濯乾燥・除湿コースはあるんだけど、古いタイプだからか寒くなっちゃう。んじゃ暖房、って気温じゃないのは言うまでもないし｡｡｡帯短襷長だ～＞＜

　和室が無いため鴨居もなく、さりとてコンパクト仕様の家では動線を断ち切った物干しスペースは取り難く、エアコン下に少々とドアに掛けたフックに洗濯物を吊すのが急な雨対策。
　洗剤や柔軟剤のチョイスが正解なのか、今のところ『生乾きの匂い』というのが発生しないだけマシと思ってますが｡｡｡これってなんだかなぁ。

　梅干しの纏めをした途端、まだ梅も買っていないのに干す頃の天気が気になり始めて、気象庁の「過去の梅雨入り・梅雨明け」なんぞ覗いてみました。
　あらびっくり！1993年の梅雨明け資料が「ー」になってます。この年は梅雨が明けないまま秋になったって事？｡｡｡確か夏の無い年があった気もするけど…ヤな事は忘れてしまったらしい。＜実は呆け？

　とある品物をネットで探して欲しいという義母からの頼みを受け、昨日今日とネットショップを閲覧しまくるという苦手な作業をしてました。幾つか候補をプリントアウトして手元に届けると、通販カタログにあったのを取り寄せるからもう良い、ですと。
　ここでは義母と書くけれど実際には実の親子以上の付き合いをしている分、遠慮無い物言いにはたまにカチンとさせられますけど…ま、腹蔵の無い女同士、お互い様かも。こんな事でカチンとするのはきっとカルシウム足りてないんだろう。
　飲んどけ＞自分。　　さ、サッカー見よっと。

　お休みは雨、の週が何度かあって、園芸店への足が遠退いていましたが、植えたいものや土や小物のリストが堪っていたので、午後から大型ホームセンターの園芸コーナーに出掛けてきました。
　広～い迷路の様に花や樹木が並ぶ通路を、目当ての物を探し探し歩き回るうち、くらっとしてきました。同居人氏の携帯の温度計によれば、何と30度超え！

　照り返しの強い地面近くは約35度でした。枝ぶりを確かめる間も惜しんで欲しい苗木をカートに乗せて、エアコンの効いた店内に戻った時にはもー汗だく。時間をかけて店内を歩き回り、体にこもった熱を下げてようやく人心地がつきました。
　肌寒いほどの悪天候が続いた後の、こんな急激な温度上昇、危険ったらありゃしない。園芸売り場の照り返しに往復の車中の窓越しに差す強い西日も手伝って、家に着いた頃には顔や腕がヒリヒリしました。あーあ、またシミの素だよ。