2014,05,11, Sunday
実家から貰って移植して以来毎年多くの花で楽しませてくれたカルミアが、ここ2〜3年文字通りパッと咲かない年が続いていました。移植すぐの負担は乗り切ったけれど、経年でダメージが表面化したのか?日当たりの乏しい家には不向きだったか?
ちらほらとしか花の付いていない木に聞けるワケでもなく、ヤキモキと見守るだけでしたが。 4月の半ば、あちらこちらに蕾が付いているのを発見しました。嬉しいことに今年は豊作のようです。ここ数日で、一つまた一つと立派な花塊が開きはじめました。酷い時には葉っぱばかり目立つ木全体に花塊が二つ三つ、折角付いた花塊で実際に開花するのは4〜5輪、なんて年もあって半ば諦めていた分、喜びも一入です。 昨夏の猛暑が良かったのか、はたまた先の冬の厳冬が良かったのか、カルミアの事情は判りませんが、一つ思い当たるふしが無くはないのです。目の前の家はグレーの外壁で、なんだか庭の薄日も吸い取られてしまいそうなのだけれど、その向こう、少し離れた土地に昨年建った大きな家の外壁は真っ白。日の向きによっては、反射で庭に日が差し込むようになったのです。このほんのささやかなお日様プレゼントで、よし、今年は綺麗に咲いてやろうじゃないか、って気になってくれたのかもしれません。 並んで植えてある、こちらも移植前を含めると樹齢30年近い白薔薇も、同じように花付きが悪かった年を経て今年は花数が多いところをみると、あながち反射光説は的外れではないような気がします。いっそ真っ白な塀でも立てるか。 |