2014,02,20, Thursday
昨日のこと。今夜はおでんにしよう、と下拵えを始めたのですが、冷蔵庫の野菜室から出した大根に包丁を入れた途端ガクゼンとしました。丸い切り口の中心になんとも大きな空洞が。スが入っているどころじゃない洞穴で、どう見てもおでん向きじゃない。
使える部分だけおろしにでも使うことにして、急ぎ大根を買いにスーパーへ向かいました。 他のネタの消費期限が気にならなければおでんを先送りにすればそれで済むんですが、初めに大根ありきで→おでんを作ろう→ネタを揃えた、の流れだったのでここはもう頑張って大根を買ってくるっきゃないのだ。 寒風のなか辿り着いたスーパーで、いつもなら100円+αで買える大根が250円強なのを見た時に一瞬挫けそうになりましたが、普段の「高いからやめとこ」が通用しない状況。泣きの涙(あーこりゃちょっと大袈裟だ)で一番大きい子を抱えて帰りました。 こんな高級大根(笑)、隅から隅まで無駄にすることは出来ません。太さが均一な部分は大振りに切り、隠し包丁を入れておでん用に。厚剥きした皮は太めの斜め切りにして2/3はきんぴら用、残り1/3と葉、葉の付け根の部分は綺麗に汚れを取り去って、同じように切った胡瓜と一緒に醤油、酒、砂糖、酢を合わせた調味液で漬け物に、尻尾に近い細い部分はすりおろし、+なめこのオーブン焼きで「変わりなめこおろし」。余す所無く食材として利用しました。うん、これで元は取れたな♪ ずっと昔、知人の喫茶店主から、奥さんが今回のように大根を1本丸ごと使い切った時の事を聞いたのですが、その日のメニューは大根飯、大根の味噌汁、大根の煮物、だったとか。旦那さんが「これには参ったよ」とぼやいた笑い話を思い出しました。 |