2013,09,24, Tuesday
土曜日の植物園散策の際、散策路の周囲にところどころ植えられたイチイの、実が赤く熟していました。
1cmに満たない真っ赤な実は瑞々しくて、見るからに美味しそう。もう随分前に、確か「食べられる」「子どもの頃食べた」という話をネットで見かけて以来ずっと気になっていたのですが、散歩道のイチイの木は高い所にある実に手が届かなかったのです。 いつも見上げては美味そう、と指を咥えていたけれど、ここにある木は「ほら、お食べ」とばかりに赤い実を見せびらかせています。一際赤く光り輝いて見えるひと粒を摘み、こっそり口に運びました。想像通りほんのり甘〜い優しい味。 子どもの頃、野山の(井の頭公園の雑木林だけど)梅桃だの生栗だのをついばんだ野生児の頃が鮮やかに思い出され、ほんわか幸せな気分で歩いてとあるプレートの前に差し掛かった時、目にした文字に背筋が涼しくなりました。毒性のある草木のコーナーにあったそれには「イチイ・有毒」だって!じぇじぇじぇ! 急に気分が悪いように感じてベンチにヘナヘナと座り込み、iPhonで検索して詳しい情報を探したら、赤い実の果肉以外全部毒とのこと。実の中にある種も毒、だそうです。つまり毒の部分は食べていないのでセーフでした。種、出して良かった〜。 果肉は食べられるけれど、草食動物や小さい子どもが種を食べて中毒、って事故もあったような事も書いてありました。意地汚いオバサンが中毒したなんて洒落にならない。今後知らない食べ物は、先に調べてから食べる事にしよう。←食うんかいっ! |