2013,09,17, Tuesday
いつの間にかごちゃごちゃした雑誌のレイアウトが嫌いで、滅多に手に取る事も無い自分ですが、NHKの「婦人百科」だけは暫くのあいだバックナンバーを揃えていた時期がありました。
在宅になって間もない頃から数年間、Guyらが学校に行っている間とか夜とかに、各号の掲載作品を1つか2つ仕上げては悦に入ったり。 それは何だかほのぼのした、当時憧れた大草原の小さな家の母さんの生き方にどこか通じるような。今より幾分女性成分が多かった当時は多分、優しくて、料理と手仕事が上手な、俗に言う良いお母さんになりたかったのかもしれません。 今でも決してそのテの作業が嫌いなワケじゃないけれど、本も番組もすっかりご無沙汰しています。番組が「おしゃれ工房」「すてきにハンドメイド」と名を変えて行く毎に、基本コンセプトがどんどん劣化していって、難しいけれど完成したら嬉しい作品、ではなく、誰でもが気軽に簡単に出来るモノ、を取り上げるようになったため。なんだか作ってもゴミになりそうな作品テーマが増えたように思えるからです。 先日図書館で「すてきにハンドメイド」が置かれているのを見かけて思わず手に取ったんですが、はぁ、やはり触手が動かない。本の作りがこちらもまた激しく劣化で、アンコール放送の回(これは番組の方でも如何なモノかと不満がある)分は数ヶ月前の記事をそのまま、おまけにモノクロで掲載してあるというお粗末さでした。結構なお金を頂いてコレってちょっと失礼なんじゃなかろうか?某国営さんの体質なのかしら。 なんにせよ、だ。学問であれ料理であれ手芸であれ、険しい高みを目指さずに安易な低い方に迎合するこの辺の在り方って、どうにも気に入らないんだけど。 |