2012,05,20, Sunday
今日もまた、お散歩コースは墓地でした。
墓地とは言っても今回はずーーーっと時代を遡った、東京都指定史跡の下里本邑遺跡公園という所。何度か前を通って公園があるのは知っていたけれど、遺跡だったとは今日初めて知りました。 資料によれば、旧石器時代、縄文時代、弥生時代、奈良・平安時代の遺跡が出土しているそうです。 奥まった入り口まで道路をグルリと回り、辿り着いた一軒の小さな資料館。大きなガラスケースといった風情で周囲に向け展示物が置かれ、中には入れないようでした。 道路を挟んだ反対側が遺構群。こちらはどう見ても普通の緑地公園風で、幹が数抱えもありそうな大木と、巡らされた通路の脇にいくつかの説明書きの付いたプレート。 作られた当時にはきちんと冊で囲われたらしい遺跡群に植えられた植物が育ちすぎて、プレートさえ良く見ないと発見出来ないような状態になっていました。ここは遺跡クイズ公園か?さー遺跡はどこにあるでしょー?って(笑)。 数分で歩ききってしまいそうな公園内を、墳墓や居住跡などのプレートを探しながら暫し散策しました。悠久の時間を隔てて、亡き者と生ける者のすれ違い。 石の矢尻を打って鹿などを追う男や、木の実をすり潰して煮炊きした女が、確かにここに居たのだなぁ、と思うとちょっと不思議な気分になりました。 我にかえって見回せば、鳩とムクドリが餌を追い、太った老女が太った犬を連れて散歩をし、子どもらが賑やかに大木で木登りをしている長閑な昼下がりの情景。
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| ワタクシゴト::日々のあれこれ | 11:28 PM | comments (0) | trackback (0) | |