2012,01,18, Wednesday
若い頃超満員の車内をモノともせず都心に通っていた毎日が嘘だったかのように、育児期を過ぎた頃、気付いたら折り紙付きの電車恐怖症になっていた。
狭い一つの箱の中に閉じ込められて、押し潰すような人の群れが怖くて仕方ない。乗って数分で脂汗が出始め、一駅毎に昇降を繰り返し、異常な時間を掛けてやっと目的地に辿り着いた時もあったっけ。 元来大の電車好きで、いつも運転室か車掌室に鼻っ面をくっつけるようにして乗っていた子だったのに、人を人とも思わない満員の車内である日ふっと、アウシュビッツに向かう列車内の光景が目に浮かんで以来、どうにもダメになってしまったらしい。映画で見たか本で読んだか、実際に乗った訳でも見た訳でも無いのになぁ。 でもでも、あのゴトトンゴトトンのリズムに惹かれる自分が一方に居て、時々数駅の冒険に出て体を慣らし、通院のために利用する路線の2〜3駅なら多少の混雑にも耐えられるようになった。まだまだ通勤時間や中央線のぎゅうぎゅう詰めは無理そうだけど、去年は各駅でちょっと遠出も出来たのでちょびっと自信を回復しつつある。 いつかまた・・・昔のように電車に乗って、遠〜くまで行けるとイイな。
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| ワタクシゴト::日々のあれこれ | 07:42 PM | comments (0) | trackback (0) | |