2011,09,04, Sunday
先日の記事に登場のメスの地域猫が、近頃は日に数度顔を出してくれるようになりました。
庭木の向こう(と言っても目と鼻の先)、塀の上を辿って窓の正面で「ゴメンクダサ〜イ、居ますかぁ?」って雰囲気で声掛け。「ハイハイ」と網戸のこちら側から覗くとジリジリ窓に近づいてきて、網戸に顔付けて「イレテ〜、イレテ〜」。 身幅だけ開けてあげるとするりと室内に入ってきて - 蚊が入るので網戸はすかさず閉める - 家の贅沢猫らが残した餌をはぐはぐ。食事が済んだらちょいと身繕いして、気が済むと閉められちゃった網戸の前に行って「ダシテ〜、ダシテ〜」。 切羽詰った声を出すので急いで開けてあげると、何事もなかったようにするりと出ていき、塀に飛び乗って何処かへ去っていく、とまあこんな調子。 なんかねえ、一飯の恩義はどこへやら、って感じのツレナイ仕打ちなんですが、初めて会った頃、傍に寄るだけでシャーッと威嚇されたことを思えば随分と慣れてきたのは確かです。どこぞの悪辣な人間に叩かれた記憶でもあるのか、頭を撫でようとすると今でも首を竦めるのが哀れですが、少しずつタッチも許容するようになりました。 そのうち部屋の中で過ごす時間が増え、いつの日か膝に乗ってくれるようになるかも、と淡く期待しながら毎回後ろ姿を見送っています。ゆっくりでイイからね。 |