2011,06,23, Thursday
霧のような雨がまだ降っている時間に、傘もささずにゴミ集積所へ行く途中、残り数メートルの所で地面に何かが落ちているのに気付きました。
誰かがゴミを落としたかと足を引き摺ってゆっくり近付くと。。。うっ、生き物の死骸。 巣から落ちて車に轢かれたらしく、潰れて僅かに原型を残している雀のこどものようでした。 道路の出口に近い家の軒下に雀が巣を作り、毎日親鳥が虫を咥えて入って行くんだよと、丁度今朝同居人氏に話したばかりだったのに。もうじき巣立ちだっただろうに、こんな車通りの少ない道で無惨な姿になってしまうなんて、何とも哀れだこと。 更に轢かれて酷い姿になっていくのを見るのはイヤなので、ゴミ出しからとって返して亡骸を紙に包み、生ゴミに捨てるのはどうにも忍びないので、猫額庭の隅に小さな穴を掘って埋めました。紙で覆った塵取りの上に箒でそっと乗せる間、親鳥らしい雀が二羽並んでずっと電線の上から見ていました。理解していたのかな?切ない。 雀が減ったと言われ、確かに昔ほど群れる姿は見かけません。一番ポピュラーな雀が減っていく環境って、人にとっても優しいとは思えないのだけれど。 |