そして過ぎてゆく
元禄ですって! 連日の雨が止み、すっきりと腫れ上がった今日、叔父の三回忌で多磨墓地に出向きました。
 あんなに悪かったお天気が嘘のように青空になったのは、困ったちゃんだとばかり思っていた叔父さんって、ひょっとしたら行いが良かった?
 抜けるような空とそよぐ風、緑濃い多磨墓地で過ごす子どもの頃から馴染んだ落ち着く時間。

 祖母の法事以来お願いしている僧侶は説話の名人で、読経の後は毎回心がほわっとするお話を聞かせて貰えます。今日は、お釈迦さまが説かれた仏法は、死後のためではない、生者のためのもの、というお話しとその他いろいろ。
 うんうん、と自分の心を重ねつつ、ついうるっとしながら聞き惚れました。世俗の法に染まらず、天上にあるがままのびやかに。か。そうありたいもの。

 写真は散歩の途中で見かけた庚申塚です。かな釘流の、かなり風化して見難くなった彫りをよくよく見ると、「元禄十四辛巳年」と!ホントかいな?西暦にすると1701年、あの有名な「松の廊下」事件が起きた年だそうです。
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| ワタクシゴト::ちょい備忘録 | 11:07 PM | comments (0) | trackback (0) |
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