Airy*Mint

　穏やかな夜に安堵して横になり、読書灯を付けて数行読み進んだところで、同居人氏の携帯が「フィッフィッ」と最近お馴染みになった音を発しました。
　既に就寝態勢だった同居人氏が手元をまさぐり、宮城らしいとひと言。ひぇー、また？
　通知のあと息をひそめて揺れに備えるあの感覚、何度やっても心臓に悪い。

　じっと待つこと数秒、ズズズと床から振動が伝わりはじめたと思ったら、前回とは違う小刻みな揺れからどんどん増幅してくる感じ。途中から身を起こして傍のラックを抑えましたが、天井に突っ張ったストッパー部がユサユサ揺れて外れかねない勢いでした。
　起き上がった目の前少し先の、ドアを過ぎた窓際に置かれた同居人氏のPCデスクもわっさわっさ揺れて不気味。前回メディアや書類が散乱したのはこのせいか、と納得。
　あーこりゃ固定具付けにゃいかんなぁ、なんてのんびり考える余裕があったのは、3/11の地震よりは伝わった規模が随分と小さかったのだと思いますが。

　揺れがひと段落ついたあと、ドアの外で猫らの「怖かった」コールが始まったので、様子を見がてらリビングに降りる頃にはすきっと目が冴え、TVとツイッターを確認しながら2時過ぎまで寝そびれました。なんか時差呆け～＞＜。

　丁度4週間が経ち、やっとやっと以前の生活に戻ろうと踏み出した被災地の足元を更に揺するか、と憤ってみても自然相手では詮無いことと判っちゃいるが、本当にもうこれ以上の被害無く、このまま静かに収まってくれるようにと祈りつつ。