2011,03,30, Wednesday
地震の前に買った三陸産のモウカサメを翌日煮付けながら、これを獲った漁師さんは無事だったろうか、と案じてふぃと哀しみに襲われました。
遠く離れた被災地の、見ず知らずの人と食材を通して糸電話か何かが繋がったような不思議な感覚。 家ではヒトも猫も大好物で食卓にのぼる機会が多かったので、殊更感じたのかもしれません。 近所のスーパーはそちらからの仕入れが主流だったのか、キラキラの鮮魚が並んでいた平台には、冷凍や塩蔵品や干物などが代わりに鎮座しています。 当日はまさかここまでと知る由もなかった被害の甚大さを知るにつけ、暫くは三陸産のお魚を口にする事は無理かもしれないとも。あの日の煮付けが一層懐かしい。 |