2010,12,12, Sunday
子どもの頃から何が欲しい?の問いには「本!」と答えていた生粋の本の虫です。
自分が読む本を決めるときに、内容の良し悪し、興味を惹かれるか否かは勿論重要事項だけれど、むしろそれ以外の、活字だったり、挿絵だったり、装丁だったり、重量だったり、様々な条件も大事。 そしてかなり重要なのが、匂い。 活字を追う目を暫し瞑り、程良く人の手を経てきた図書館の本の匂いを嗅ぎながら、前に借りた人はこの部分をどう思ったろう?とか、ここ、他の人も読みながら泣いたろうか?とか笑ったろうか?とか、ツマラナイ想像をするのが好き。 そのうちには誰もが手元の端末を読み耽る時代が来るのかもしれないけれど、匂いの無い無機質な電子書籍に移行したいとは思いません。目の黒い(そもそも茶色だが)うちは黄ばんだ紙の書籍をずっと読み続けられますように。 |