楽園に潜む罠
房藤空木 銀行からの帰り道、遠回りして写真を撮りながら歩いていたら、ちょっとした恐怖体験をしました。
 写真の房藤空木の前にさしかかると、あたり一面大量の蝶。大きな木のこれまた大きな花房を囲んで、嘘みたいな数の蝶が舞い飛ぶ光景は夢の世界のよう。Butterfly bushという別名に納得しながらしばらくほぉっと見惚れてたんですが。。。

 花と蝶のコラボ写真を撮ろう、とカメラを構えたら、目の隅に特大の蜘蛛の巣があるのに気付きました。うぉ、もうちょっとで踏み込んでしまうところだった。ネットハウスの主は、親指と人差し指で作った輪ほどの巨大な胴体を持つコガネグモ(いや、それが♀の普通サイズらしいけどデカイのだ)。特徴のある網で、じっと獲物を待っているようです。

 ジョロウグモに比べればなんぼかマシですが、こんな大きいのはやっぱり不気味。慌ただしく花の写真だけ撮りました。うっかり蝶を被写体にして驚かし、逃げた拍子に蜘蛛の巣にかかった、なんて事になったらあとあと寝覚めが悪いですからねぇ。

 生態系に余計な手を出してはいけないと判ってはいるけれど、こんなデカイ巣では蝶に分が悪かろうと、上の方と下の方、張られた糸を1本ずつブッチリ切ったんですが、その糸のまた太くて強いこと。そのコガネグモがぶくぶく太っている理由が良く判りました。

 糸を切ってから蜘蛛の様子を窺うと、8つの目玉でぢっとこちらを見たような。。。次切ったら飛びかかるよ、と脅されたような気がして手を引っ込め、そそくさと退散。嫌な汗がどっと出て、振り返らず逃げるようにその場を立ち去りました。アラクノフォビアを克服した気でいても、やっぱりこのテのデカイのは苦手です(汗)。

 ちなみに怖くて写真を撮れなかったコガネグモのお姿はこちら。コワイヨ~。
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| 自然::生き物たち | 11:40 PM | comments (0) | trackback (0) |
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