Airy*Mint

　ヒトたちが暑さにふうふう喘いでいるのを尻目に、虫たちの野音のVoltageは日々高まっています。
　洗濯物を干す＆取り込むだけのために出るのがやっとのベランダが、怠った手入れのせいですっかり見事な藪に変身したと見る間に、網戸のすぐ鼻先でリーリーコロコロ大合唱。毎年不思議なんですが、どこからどうやって上がって来るんだろう？

　昼間のくそ暑いさなか、猫らはベランダに出るー！と大騒ぎで、洗濯物を抱えたのを確認すると同時に先回りして網戸前で待機しています。
　開けるのを待ちきれない風情で飛び出し、草をはみはみしたり、日陰でゴロゴロしたり。この猫らの楽しみのために敢えて草を刈らないのですぞ！＜いや、手抜きだろう？)
　小にゃんはひとしきり草を啄むとさっさと部屋に戻りますが、豆猫はそこらの草むらが一番のお気に入り。三つ子の魂百まで、生後間もなく母猫さんと過ごした環境に多分そっくりなんでしょう。彼女はトイレも未だに「土」派です♪

　たまたま風向きが合えば涼しい風が、窓越しに焼かれた左腕に心地良い夜です。見上げれば煌々と十二日の綺麗な月。