Airy*Mint

　親戚のお嬢ちゃんの作品が飾られると聞いて、展示会場へ出向きました。駐車場がほぼ満車で想像はついたけれど、いつも閑散の館内が人でぎゅぅぎゅぅ。
　最近の親はそうらしいと耳にはしてましたが、Guyらの頃とは比べものにならないパパ出動率でした。
　10年位前はこういう催しに、父親の参加は少なかったように記憶しています。良い傾向なんでしょうけど。

　小学校に上がる前、あまりに汚い字のために、硬筆の大特訓を祖母から受けました。毎日チラシの裏にひらがなを一文字100回ずつ書くべし。硬筆はお陰で人並み(近い、個性的な)字は書けるようになったけれど、毛筆となるともう下手で下手で。

　習字のある日は何故か手と服に墨のおまけ付き、そのくせちいとも上達しない。あまりに哀れな字を書く姪を見かねた叔母が、旅行先で買った高級な墨を土産と手渡してくれたんですが、柔らかい擦り心地に墨を擦るのが好きになっただけ。字の方はその後もずっと、張り出されると泣きたくなるほど「残念！」なままでした。

　お手本に倣うのが今でもとても苦手です。素直じゃないんだろう、多分。鉛筆もペンもボールペンも筆ペンも、自己流なりに他所様に笑われない字を書く努力をしたけれど、毛筆は結局、筆を持つ手の形からして未だにクリア出来てません。筆を選ぶ以前の問題｡｡｡＞＜