2010,01,03, Sunday
義父母に作った残り材料でこしらえた自家用のお節は底をついたし、冷蔵庫にはこれといって食材のストックは無いし、と出掛けたスーパーの棚に、お弁当やらお総菜やらも普段通りの、三が日とは思えない品揃えで並んだ商品を見ていたら、お正月休みも無しで働いているお店の人や流通関係者に、何だか切ないような申し訳ないような、複雑な気持ちになりました。
子どもの頃は松の内はどこも、下りたままのシャッターに松飾りが並ぶばかりで、商売人のお家の友だちが、いつも遊べないお父さんと凧揚げをしていたのなんかが印象に残っているんですが、十数年前にダイエーかどこかがお正月も営業するようになったのを皮切りに、今ではのんびりお正月休みなんてお店の方が少ないんじゃないかって気もします。 なんかな~。享受する側が傲慢に思えるんですが。。。警察、消防、医者等緊急性がある職業は致し方無いけれど、そこまで利便性を図って貰わずとも良いのでは? ところで買い物中、近くに居た若い男性が、値引かれた正月食品 - それでも高い - を手にとってじっと見つめてから元の場所に戻した姿を目にして、こちらもまた切なさがこみ上げました。カゴを持っていない方の手にはしっかりと握られた特売のチラシ。 たまたまでしょ?と思えないほど厳しい感じが漂っていたので、ついつい余計な勘繰りをしましたが、今日に始まった事じゃなく、本当に世の中の暮らし向きがどんどん悪くなっているのを実感させられるばかり。ちったぁ良い年になってくれると良いんですが。 |