2009,10,31, Saturday
開いている窓からふぃっと煙の匂いが入ってきて、家で何か焦げてるのかと一瞬驚きましたが、ああ、どこかで燃やす焚き火の匂い。
以前はこの時期になるとそこら中で煙が上がっていたんですが、ダイオキシン騒動で野焼きが禁止になり、反古紙や枯れ葉しか焼かない学校の小さな焼却炉さえ不可になってさっさと撤去されたのに。 そろそろほとぼりが冷めたのか、たまに焚き火を見かるようになりました。 通る時に呼吸困難になりそうな大仰な煙を出したり、畑で使ったビニールを燃やしてモクモクと黒煙を上げたりなんて非常識なので無ければ、ちょっとくらい落ち葉を焚く煙が漂っている方が秋らしくて良いとも思いますが。 子どもの頃、裏にちょくちょく焚き火をするお家があって、通りがかるとそこの家のお父さんが「あたっていきなさい」と誘ってくれました。落ち葉の中には栗やお芋なんかがこっそり仕込んであって、その家の大勢の子どもに混じってお相伴させて貰ったものです。 まあるくなって焚き火を囲んだ中に入ると、一番小さい自分の所にいつも煙が寄ってきて、今では原理が判るけれど当時は「なんで?」。ボロボロ涙を流しながら、それでも暖かさと餌に釣られて傍を離れずに何が焼きあがるかとワクワクしながら待ってましたっけ。 昭和は遠くなりにけり…か。
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| ワタクシゴト::日々のあれこれ | 11:35 PM | comments (0) | trackback (0) | |