2009,09,04, Friday
開けた途端に勢い良くベランダに飛び出していった豆猫が、ベランダサンダルの辺りで何やらゴソゴソ。
あーまた虫を探して遊んでから喰う気だね?とサンダルを取り除けてみると、居ました。モンクロシャチホコの毛虫。無抵抗で這うだけの毛虫まで襲うとは…。あんたどれだけタンパク質に飢えてるんだい? 幸いまだ無傷だったので、木にそっと戻しました。 とここまで読んで、ここの主は毛虫なんぞを助けてバカじゃなかろか?とお思いの方もいらっしゃることでしょうが、助けたのにはれっきとした理由があります。 まずは虫好きであること。二つめはモンクロシャチホコの幼虫が、刺す毛虫では無いこと。そして重要な三つ目はこいつらが自分にとっての益虫であること。 真夏は八重桜の茂った葉が涼しい木陰を作り、葉の間から吹き込む風の温度を少し下げてくれる、と言う利点があるのですが、秋の枯れ葉は憂鬱の種です。 これからの季節、ベランダや庭にハラハラと降り敷く膨大な枚数の枯れ葉を掃除するのは結構な労力。さりとて掃除をしないで捨て置こうものなら、雨でベチョベチョに濡れるなどして最悪な状態になってしまうのは何度か経験済み。 その悩みを一気に解消してくれるのがこの毛虫さんたちなんです。丁度良い頃にやって来て、枯れ葉の元をはむはむしてくれるんですから、逆にありがたいお客様。 世間では食害とか不快害虫だとかを理由に駆除されているようです。南無。 なんでも花芽まで綺麗サッパリ召し上がるそうですが、なあに大丈夫!家の八重ちゃんは毛虫なんて歯牙にもかけず、毎春負けずにわんさと花を咲かせていますから。 |