2009,05,19, Tuesday
青々と茂った八重桜の葉に小さな穴がポツポツ開き始めました。今年もケムっ子たちの季節到来です。
ぱっと見は保護色で見つけられないけれど、葉を裏返して注意深く探すと、居た居た。まだほんの数ミリの透けるような薄緑色をしたちびっこいのがしっかり葉っぱにしがみついて、自分の体長より大きな穴を今まさに勢い良く広げている最中。凄い食欲だね。 数匹払い落としかけたんですが、葉っぱ1枚に1匹かと思うほど大勢の幼虫たちは、最終的に鳥のごはんになったりして数匹しか残らないのだから、まあ良いこのまま好きにさせとこ、と今年も見逃す事にしました。宿主の桜の木にはご難だけど。 カエルが好きと言う友人がいるので同じ趣味かと思ったら、好きなのは描き物置き物飾り物の類で実物は大嫌いだったり、はらぺこあおむしを読んで貰って喜んだ幼稚園の子たちが本物の青虫に悲鳴を上げたり。ずっと前にどこかで耳にした、3DCGの女の子にしか好意を示せない、と言う男子の発言にちょいと似てるな、と苦笑してしまった。 天気の良い日に開け放った窓から、時折蝿が飛び込んできます。小にゃんが楽しそうに追い回すんだけど、部屋中の物を落としたり果ては尻尾絡みの惨劇が起きては拙いと、蝿が落ち着いた頃を見計らって捕まえ、窓からそっと放します。 大抵の奴は手を開くと助けて貰った礼もせずに慌てて飛び去っていくのに、中に数匹義理堅いのがいて、しっかと指にしがみつきます。ただただ掌の暖かさがこの時期まだ嬉しいのかもしれないけど、蝿は懐かんでよろしいよ。 |