2009,03,10, Tuesday
寒いとか忙しいとかを口実に立ち上がらなかった重い腰をようやく持ち上げて、義父の確定申告をようやく今日提出してきました。数日頭を悩ませてくれた細かい数字の羅列から解放されてほっとひと息。
義母が領収書を整理してくれていた事、受け付けのおじさんがとても感じの良い人だった事。初めての確定申告はトータルで考えれば結果オーライでした♪ どっしりと重たい領収書の束と、年々複雑化してくる税制と書類の様式に、今までずっと頑張ってきた義母が今年初めてギブアップし、こちらに頼むと言ってきたのですが、実際手元に書類を並べてみると、今まで出来ていたのが不思議なくらい、年寄りには難儀な仕事です。もっと早く助け船を要請してくれれば良かったのに。 e-Taxを申し込むまではないだろうと、国税庁の確定申告書等作成コーナーを利用しましたが、打ち込むだけで書類一式出来上がり、あとは印刷して必要書類を添え提出するだけ。随分お手軽になったのは良いけど、最近減りに減っている自筆で文字を書く機会がまた一つ減る=更に字が下手になる。。。これって良いんだか悪いんだか。 こちらに何も負担を掛けずに自活してくれているお陰で、今まであまり係わらずに来た義父母の暮らしを今回ちょっとだけ知ることになり、働き続けてきた高齢者に対する政治のあり方のオカシサをいくつも感じましたが、中でも長寿医療制度保険…イワユル後期高齢者保険制度の事ね…は酷過ぎる気がします。高齢者のためにと作られたこの制度、実際には高齢者自身への重い負担にしかなっていないんじゃないでしょうかね? 義務と言われりゃ否やも言えないけれど、タイトルの言葉がふっと頭の隅を過ぎりました。何百年もの昔から、この国の有り様はちぃとも進化して無いんじゃない? 戦争を生き延び、乏しい時代を耐え、蟻のように働いても働いても残る物すら無く、年老いて弱り切ってもなお搾り取るだけ搾られている高齢者たちを身近で見ていると、明日は我が身、長生きしたいなんて気分にはさらさらなりませんな。 |