2010,12,12, Sunday
子どもの頃から何が欲しい?の問いには「本!」と答えていた生粋の本の虫です。
自分が読む本を決めるときに、内容の良し悪し、興味を惹かれるか否かは勿論重要事項だけれど、むしろそれ以外の、活字だったり、挿絵だったり、装丁だったり、重量だったり、様々な条件も大事。 そしてかなり重要なのが、匂い。 活字を追う目を暫し瞑り、程良く人の手を経てきた図書館の本の匂いを嗅ぎながら、前に借りた人はこの部分をどう思ったろう?とか、ここ、他の人も読みながら泣いたろうか?とか笑ったろうか?とか、ツマラナイ想像をするのが好き。 そのうちには誰もが手元の端末を読み耽る時代が来るのかもしれないけれど、匂いの無い無機質な電子書籍に移行したいとは思いません。目の黒い(そもそも茶色だが)うちは黄ばんだ紙の書籍をずっと読み続けられますように。 |
2013,08,24, Saturday
最近目覚める時間が早く、5時はまあ許すとして4時台に目が覚めちゃうと、何をして朝を待とうか、が朝一番の課題になってしまったりとか。あほくさ。
狭い家では家人らを起こさないよう、なるべく音を立てず静かにしていなけりゃならないので、掃除機×洗濯機×キッチン仕事も暫し自粛。なので、お弁当作りまでの小1〜2時間の正しい過ごし方を(笑)。 両面シリコン加工のクッキングシート(家のは幅33cmのタイプ)の、幅サイズに合わせて約正方形に切り、切った1枚を4つ折りして4枚に切り分ける。 これを繰り返して使う分だけ、小さな四角い折り紙状(この場合16.5cm×16.5cm)に切り離したものを重ねたのが左の写真。 折り鶴を折る時のように もう一度半分の三角に折り、 (約)正三角形に半分に折り、 (1枚が2枚、2枚が4枚w) 更にもう一度折ったところ。 最後は45°の方を半分に折って、 端っこを、この辺を目安に切り、 先っちょもチョンと切る。 一度開くとこんな感じ。 全部開いたところ。 以上、煮物用の紙蓋の作り方、でした。記事トップの写真のように、クリップで纏めて引っ掛けて置き、煮物の時は1枚外して使います。16cm〜18cmの鍋の内径にほぼ丁度良いサイズ。多少小さいけれど、20cmのお鍋でもそう支障ないと思います。 四角い紙を丸く切る、っていつどこで覚えたんだっけ? |
2013,10,02, Wednesday
一番近くにある小さな図書館の入り口にリサイクル図書が置かれる棚があり、何か面白そうな本があればたまに頂いてくるのですが、久しぶりに行った先日は休みが続いたせいかスッカラカン。全く縁の無いハウツー本など数冊が残るだけでした。
ちょっと残念、と通りすぎようとした時、棚の端っこに寄り掛かるように残った1冊の文庫本を発見。 どれどれ?と手に取ると、ビニールのカバーまでボロけた'98年の、オカルトともホラーともSFともジャンル分けし難い短編集。シリーズの幾つかは昔読んだ記憶があるけれど、この号は「小説」を読まなくなって以降の発刊なのか、初見でした。 有り難く押し頂いて小脇に挟み、館内で数冊チョイスした本を借り、車に戻る前に何気なく頂いた本に鼻を寄せました。あー良い匂い。熟成したチョコレートかバニラか、濡れた子犬の匂い←あ、これは嘘(笑)。そんな匂いのワイン飲みたくねーし。 ボロけ具合といい、多くの人が手に取って読み、人から人を渡り歩き、いつか人気が薄れて借り手が減り、館内の棚でじっくり寝かされて、もうここ〇年借りられてないね、とリサイクルの棚に並べられた、この1冊のそんな歴史が見て取れるような馥郁とした匂いです。大切にされたんだね、お疲れさま。 長い筈の夜は、眠くて眠くて。開いた本を数ページ読んだだけで、良い子の如く早寝してしまいます。お陰で朝が早いこと早いこと。早い時には2時頃には、あー良く寝た、って感じで目が覚めちゃう。早起きのお供に丁度いい本と巡りあいました。 |