Airy*Mint

　辛うじてお節料理だけは義父母宅へ詰めた材料の残りでそれなりに整えたけれど、お雑煮もしなければお屠蘇もなし、松もお鏡も飾らなかった今年。七草がゆも鏡開きも無いままイベント終了って感じです。
　こんなにもお正月らしくないお正月は、ものごころついてから初めての事かもしれません。行事を追いかけない分楽ちんだったけど、ちょっと間が抜けてる。

　※↑今年の初日の出。友人宅で年越しをした同居Guyが撮った写真を拝借しました。

　TVのニュース映像に半袖で歩いている人が映るのを見て、午後うっかりつられて薄着で出掛けてしまいました。いや、まったく軽率だったわい。
　妙に冷たい風が結構な強さで吹いて、風が穏やかだった昨日の方が却って暖かく感じたんですが。
　尤も大寒にコート無しで外を歩けるだけでも喜ぶべき事なんでしょうけどね。

　ガラス越しの部屋の中は確かに暖房要らずの暖かさで、窓際の特等席では猫らが並んで日向ぼっこしてました。この後また崩れて寒波が戻ってくるとのこと。一度暖かさに味をしめた体にとってはつらい週末になりそうです。

　親戚のお嬢ちゃんの作品が飾られると聞いて、展示会場へ出向きました。駐車場がほぼ満車で想像はついたけれど、いつも閑散の館内が人でぎゅぅぎゅぅ。
　最近の親はそうらしいと耳にはしてましたが、Guyらの頃とは比べものにならないパパ出動率でした。
　10年位前はこういう催しに、父親の参加は少なかったように記憶しています。良い傾向なんでしょうけど。

　小学校に上がる前、あまりに汚い字のために、硬筆の大特訓を祖母から受けました。毎日チラシの裏にひらがなを一文字100回ずつ書くべし。硬筆はお陰で人並み(近い、個性的な)字は書けるようになったけれど、毛筆となるともう下手で下手で。

　習字のある日は何故か手と服に墨のおまけ付き、そのくせちいとも上達しない。あまりに哀れな字を書く姪を見かねた叔母が、旅行先で買った高級な墨を土産と手渡してくれたんですが、柔らかい擦り心地に墨を擦るのが好きになっただけ。字の方はその後もずっと、張り出されると泣きたくなるほど「残念！」なままでした。

　お手本に倣うのが今でもとても苦手です。素直じゃないんだろう、多分。鉛筆もペンもボールペンも筆ペンも、自己流なりに他所様に笑われない字を書く努力をしたけれど、毛筆は結局、筆を持つ手の形からして未だにクリア出来てません。筆を選ぶ以前の問題｡｡｡＞＜

　難解な判じ物かゾクな方の落書きか、って感じのタイトルですが、これは「おにはそと」と読むんだとか。
　遠仁者疎道　じんにとおきものは みちにうとし
　不苦者有智　くるしまざるものには ちあり　
　だそうです。
　打ち豆を買った方はご自由にお持ち下さいの、鬼のお面(写真)の裏に書いてありました。

　いつの間にか関東圏にもしっかと根を張ったらしい恵方巻は、去年書いた理由で相変わらず出番無しですが、「今年は良いかな～？」と毎年思いながらも豆撒きだけはやっています。
　Guyらの小さい頃には、夜になると近所のあちこちからガラガラと戸の開く音がして、子どもたちの嬌声やら元気な「鬼は外～」が聞こえてきたものだけど、近隣の子らが皆大きくなったこの頃はひっそり静かな節分の夜。恥ずかしいのでそっと小声で「福は内～」。

　腹立たば 鏡を出して 顔を見よ 鬼の姿がただで見られる　だってさ。成る程ねー。

　先週から始まった午前10時の映画祭。「見に行きたい」と「映画館は苦手」の間で心が揺れています。
　上映館は全国で25か所だけで、近い所でも六本木か府中。近いと言っても電車に結構な時間乗らねば辿り着けず、この寒空に出掛けたい距離じゃないしなぁ。
　まあ、劇場と拘らないのでプログラム通りレンタルして見るって手もあるんですけどね。

　同居人氏と話題が盛り上がった「フォローミー」は、残念なことにDVD化されていないんだそうで。家捜しすれば昔録画したのがある筈なんだけど、Betaなんだよね、多分。
　再生機器が健在なうちにDVDに移しかえないと、と思いつつ数年。まだ動くかしら？
　ちなみにVHSの再生機器は、つい先日何故かVHSで送られて来た取説を見ようとしてテープを絡め、そのまんまになってます＜ダメじゃん！